SG、“Music has no borders.”を掲げて新しいスタートへ 歌に向き合うパーソナルな想いも届けたショーケースライブ

SG、ショーケースライブレポ

 再びオークラによるインタビュー映像が映し出される。今後挑戦したいことを問われたSGは、「世代や言語、ジャンルの壁を越えたいろいろなコラボレーションをしたい」「そのために力をつけて、てっぺんを目指したい」と答えた。そして、DJ銀太と共に、9月にリリースした両者のコラボ楽曲「Way Back Home」をライブ披露。銀太の気迫に満ちたラップとSGのしなやかな歌声のコントラストが鮮やかで、曲中に2人がハグする一幕は両者の深い絆を感じさせた。同曲のライブパフォーマンス後、銀太は「人の心を動かすような歌声」とSGの歌声を賞賛し、その後、今回のコラボを振り返るトークが展開されていった。

 銀太の退場後、再びインタビュー映像へ。11月にリリースされる新曲「Palette」について、SGは、すごく落ち込んでいた時に、同曲のサビの〈人生はなから退屈さ  それでも愛を歌うんだ〉という言葉を綴り、どん底の中から次に進む希望を見出したことを伝えた。誰しも、何もないところから人生が始まった。そうであるならば、きっと何度でも新しいスタートを切ることができる。その先の歩みの中で得る新しい絵の具によって、人生は鮮やかに彩られていく。そのように同曲に込めた想いを語った後、SGは「今後の人生のパレットになればと思って」という言葉を添えて「Palette」をライブ初披露する。サビにおける強烈なキメを合図にダンサブルなロックチューンへと展開していくパワフルな楽曲で、SGは全てのエネルギーを出し尽くすような渾身の歌声を送り届けていく。圧巻のパフォーマンスだった。

 その後、オークラがステージに登場し、SGとのやり取りを経て、最後にSGは、「これからも末永く、よろしくお願いします」という言葉でこの日のライブを締め括った。ここから始まるSGの新たなスタート。今はまだまっさらなパレットが、新しい出会いやコラボによって、どのように彩られていくのか。この先の未来への期待が否応なく高まるショーケースライブだった。

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