LE SSERAFIM、ジャンルレスに聴き手を魅了する柔軟な表現力 Ado、imaseとのコラボで高まる“グローバルな存在感”
LE SSERAFIMが8月23日にリリースした日本2ndシングル 'UNFORGIVEN'にAdoとimaseが参加し話題となっている。
LE SSERAFIMは、KIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEの5人組グループで、BTSなどのグローバルアーティストを多数輩出しているレーベルを傘下に置くHYBEとSOURCE MUSICによる初のガールグループ。昨年リリースされた1stミニアルバム 'FEARLESS'は韓国での初週販売枚数30万枚を超え、タイトル曲のMVの再生数はすでに1.6億回を突破。今年1月には日本1stシングル 'FEARLESS'が初週22.2万枚を売り上げ、オリコン上半期アーティスト別セールス部門の新人ランキング1位を獲得するなど、韓国のみならず日本でも快進撃を見せている。
一方で、今作に参加したAdoはボカロシーンで歌い手として人気を博し、メジャー1st配信シングル「うっせぇわ」がスマッシュヒット。昨年は劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』の登場キャラクター・ウタの歌唱キャストとして歌った「新時代」や「私は最強」が大ヒットを記録し、その圧倒的な歌唱力で日本のみならず世界中を魅了している。
またimaseは、SNSで若者を中心に注目される新世代アーティストの一人。TikTokに投稿した作品の総再生回数が50億回を突破。昨年発表した「NIGHT DANCER」は韓国で火がつき、世界各国のチャートを賑わせている。
ガールグループ、歌い手、シンガーソングライター。スタイルのまったく異なる3組だが、よくよく考えてみればその相性の良さが見えてくるだろう。
まず共通しているのは、3組とも国境を越えて支持されている点だ。LE SSERAFIMは日本デビュー前にして年末の『NHK紅白歌合戦』に出場し、今年8月からは7都市13公演におよぶ初単独ツアーを開催するなど、世界中で急速に人気を集めている。Adoは歌唱力に定評があり、楽曲のリアクション動画や“歌ってみた”が世界中から投稿されている。imaseは昨年から今年にかけて多くの人気K-POPグループがSNSで楽曲を使用し、いまや世界的なムーブメントの渦中にいる。今作ではこのようにグローバルな活躍を見せている3組がコラボしているのだ。
アーティスト性の面でも相性の良さが見て取れる。LE SSERAFIMはこれまでの作品において、その気高くクールな姿で独自のスタイルを築いてきた。対してAdoは、変幻自在の表現力や力強いボーカルスキルに定評がある。単独でも強い存在感を放つ両者がコラボすることで、楽曲はより強い相乗効果を生むだろう。さらにimaseは、今年韓国の総合チャート「Melon」においてJ-POPとして初めてTOP100入り(最高位17位)を果たしており、韓国の人々にも馴染みやすいソングライティングのセンスを持っていると証明されている。今作への参加は、まさに日韓両国の音楽ファンに待ち望まれたコラボと言える。