THE LAST ROCKSTARS、2ndシングル『PSYCHO LOVE』が結成のきっかけに デビューライブは「安定のカオスでした」

THE LAST ROCKSTARS、結成のきっかけ明かす

 次のツアーについてYOSHIKIは「バンドをやっている以上、ロックをやっている以上は、前に進む以外ない。日本の音楽シーンって僕は素晴らしいと思うんですけど、まだまだたくさん壁がある。その壁を壊さないとチョイスがないんで、とりあえず前回以上に、壁を壊す、そういうことなのかな」と答え、MIYAVIも「僕もやっぱりYOSHIKIさんのぶっ込み方というか、戦っている姿を見て心強く、頼もしく思ったし、やっぱり海外の方も見られてると思うけど、言葉の壁もそうだし、文化の壁もそうだし、まだまだ越えなきゃいけない壁がたくさんあって。ロックというものを通じて、壁を越えていく、壊していくことを体現していきたいですね」とコメント。YOSHIKIは「僕も先頭をきってぶつかってますけど、みんなの“一緒にやろう感”にすごくジーンときて。もう身を投げて、この身を滅ぼしてもいいぐらいぶつかっていきます」と意気込んだ。

 お互いのパフォーマンスをどう思うかという質問に、HYDEは「凸凹なメンバーで、全然違う性質なんだけれども、うまくパズルで組み合わさってるなって思うんですよ。最初どうなるんだと思いましたけど、それぞれの足りないところを補って、その逆ですごく活かしたりもして、いいメンバーだと思います。1人欠けてもちょっと難しいなっていうところがある」と答え、YOSHIKIも「絶妙なバランスだよね。僕のこと無茶苦茶だと言うけど、みんなもけっこう無茶苦茶だと思うんだけど」と冗談めかした。

 新曲「PSYCHO LOVE」のアレンジについて、HYDEは「データでのやりとりがメインですね。それぞれが何パターンか入れてきて、それをチョイスしていきました。いいとこ取りというか、それぞれのメンバーが見えるようにしたかったんで。でもそれでパズルがうまくハマっていく感じがあったと思います」と答える。またSUGIZOは「ライブ(での披露)が半年前なので、そこからまた進化したものが、今回のシングルになったと言えますね」とライブでの経験を踏まえて変わったことを明かした。

 THE LAST ROCKSTARSにはベースメンバーがいないことから、サポートメンバーの可能性や、この曲のベースラインは誰か考えているを聞かれると、YOSHIKIは「あまり重要じゃないと思う。なんでロックバンドってギター・ベース・ボーカルなの? って。そういう時代じゃないと思うの」と言い、SUGIZOも「申し訳ありませんが、固定観念だと思うんですよ。逆にそこが強みだと思うんですよね。リアルなベーシストがいないから、自ずと楽曲がシンセベースになって、ダンス方向に寄ったんですよね。それがTHE LAST ROCKSTARSの特性になったと思うし、僕やMIYAVIがベースラインを弾くフレキシビリティもこのバンドの面白さなので、ベーシストを入れなければいけないという固定観念は僕らにはいっさいないです。『PSYCHO LOVE』のアレンジも生のベーシストがいたらできなかったと思うんです。いい意味で結果的にオーライだったと思ってます」と熱く答え、記者会見は終了した。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる