THE LAST ROCKSTARS、2ndシングル『PSYCHO LOVE』が結成のきっかけに　デビューライブは「安定のカオスでした」

　8月4日にグランド ハイアット東京にて、「THE LAST ROCKSTARS  2nd single＆ライブツアー発表会見」が行われ、YOSHIKI（Dr, Piano / X JAPAN）、HYDE（Vo / L'Arc-en-Ciel、VAMPS）、SUGIZO（Gt / LUNA SEA、X JAPAN）、MIYAVI（Gt）によるTHE LAST ROCKSTARSがそろって登場し、質疑応答が行われた。

　会見に登壇した4人は、「今日はみなさんお集まりいただきありがとうございます（YOSHIKI）」、「半年ぶりに帰ってまいりました。よろしくお願いします！（HYDE）」、「やっとこの発表ができて最高に嬉しいです（SUGIZO）」、「ギターとツッコミ担当のMIYAVIです。再始動できるということで、僕たち興奮しております（MIYAVI）」と挨拶。YOSHIKIがこの日配信になった2ndシングル『PSYCHO LOVE』について「（1stシングルから）僕的にはあまり空いてる感覚はないのですが、けっこう早いタイミングで出たかなと思って」と触れ、11月21日、22日、23日に東京 有明アリーナにて、11月29日にロサンゼルスのYouTube Theaterでのコンサート決定を報告した。

　そして「PSYCHO LOVE」のMVのティーザーを公開後、メンバーはシャンパンで乾杯。楽曲のテーマや制作のエピソードについてYOSHIKIは「この曲が僕らの結成に繋がったと言っても過言ではない」と答え、HYDEは「2年ぐらい前に、この曲ができたのはもうちょっと前なんですが、この曲どうですかって言ったらすごく気に入ってくれて、ぜひ新しいバンドでやれたらいいなという話が持ち上がった、最初の曲ですね」と解説した。MIYAVIは「てっきりこれが1stシングルになるかなと思っていたんですけど。ライブでも今、日本とアメリカでやっているんで、盛り上がりますね」と言い、タイトルに込めた意味をHYDEに聞くと、「アメリカというか世界と日本をつなぐ、“最高”という言葉」との答えに「ダジャレだったんですか」とツッコミを入れた。

　制作にあたり苦労したところを聞かれると、SUGIZOが「アレンジが二転、三転、四転、五転ぐらいしましたね。だから当時のデモからはだいぶ違うよね。みんながこねくり回して、特性をぶち込んで、またそれを壊してってことを繰り返してきて」と最終的にエンジニアの手によって現在の形になったことを語り、YOSHIKIは「ちなみに、一昨日だっけ？　僕らリハーサルをしていて、SUGIZOが『このシングル出るんですか？』って」と、納期に間に合わず1カ月近く延期になったことからSUGIZOが不安視していたことを明かした。「でも納品したら出ましたね。すごいことですよね」とSUGIZOが言うと、YOSHIKIは「納品して僕、日本に帰ってきたんです。今週だよ、納品したの」と返し、「そういうことが可能なんですね」とSUGIZOは感心した様子。

　1月のデビューライブの感想を聞かれ、MIYAVIは「安定のカオスでしたね。本当に初日を迎えることができるのかドキドキ、リハの段階からハラハラしながら、幕が上がってショーが始まった瞬間、お客さんの熱気もそうですけど、僕自身が他のメンバーから感じる熱気とエナジーを感じながら、楽しみながらやっていました。改めて、世界でやれるグループなんだと再確認しましたね」と答える。続けてHYDEが「こんなにドキドキしたことなかったですね。僕たちがドキドキさせる方なんですけどね」と言うと、MIYAVIは「バンドっぽくなりましたね、日本でやって、アメリカでやって」と返し、HYDEは「普段連絡ない人から連絡ありましたね。ライブが見たいって言って。やっぱり影響力がすごいんだなと思いました」と付け加えた。

　YOSHIKIが「SUGIZOはドキドキ感、慣れてるよね」とX JAPANでも共に活動するSUGIZOに振ると、「そうですね、15年ずっとこうですからね」と返答。HYDEは「SUGIZOがいなかったら本当に泣いてたよね」と言い、SUGIZOは「基本動じないですね。絶対にうまくいくというのは確信があったし。でもステージに上がってみて改めて思ったのが、この4人の化学反応の威力、爆発力が想像以上に凄まじくて、これは命を削って、命を賭けてやらなければいけないレベルのプロジェクトなんだってことを再確認しました。MIYAVIが言うようにツアーを経て、バンドとしての魂が見えたと言うか、やっとロックバンドになった。これからが本当の勝負だなと思っています」と語った。YOSHIKIは「みんなドキドキしながらも、その台風の中に身を投げてくれたというか、それはもう感謝しかないなと。自分でもやっているうちに、みんなの可能性をどんどん感じてしまって、もっとこうしたい、もっとああしたいと、始まる5分ぐらい前までいろんなことを変えて、素晴らしいステージができたんじゃないかなと思ってます」とメンバーに感謝を伝えた。