Aぇ! group、「アポなし沖縄旅」企画から見えてくるアドリブ力の高さ 6人の自由な発想が生む笑いの数々
ジャニーズJr.の公式YouTubeチャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』8月8日更新分にて、5週にわたって公開されたAぇ! groupの「アポなし沖縄旅」ががファイナルを迎える。この企画の直前に公開された佐野晶哉への「行き先告げないドッキリ」も含めると、実に6週にわたる企画となった。
企画の趣旨は、1泊2日で訪れた沖縄で、Aぇ! groupメンバーが自ら行き先や内容を考え旅をするものだ。レンタカーが用意されていることと、ロケ先で購入した物はサイコロを振って支払う人を決める、というルールがある以外は何も決まっていない。Aぇ! group 6人のアドリブ力が試される企画だ。
レンタカーを借り、ガイドブック片手に、ソーキそばの人気店や、国際通り、アメリカンビレッジなどをめぐり、実に楽しそうに沖縄を満喫する6人。最年長メンバーである末澤誠也が、撮影用のスマートフォン片手に率先してはしゃぐ、その姿を見るだけでも楽しくなる。
Aぇ! groupの「アポなし沖縄旅」を見て改めて感じたのは、なんと言っても6人のバラエティ適性の高さだ。企画自体はアドリブ力が試されるもののオーソドックスであり、向かった先も定番のスポットが中心ではある。しかし、一つひとつのシーンでの撮れ高が、彼らのバラエティに対する実力を示している。
例えば、2週目の回で平和通り商店街の店舗でアロハシャツを選ぶシーンでは、各々がメンバーに似合いそうなアロハシャツを選ぶ中、最年少メンバーの佐野晶哉が、末澤にジャストフィットな女性物のワンピースを選び、一同盛り上がるシーンがある。また、佐野は店舗を抜け出し、自ら撮影交渉もした上で、途中で合流した福本大晴と共にサトウキビジュースを勝手に注文し、結果2人がアロハシャツ代を払うことになったシーンもあった。普通にメンバー同士でアロハシャツを選ぶだけでも十分コンテンツとしては成立しそうだが、何か1つでも盛り上がるものを追加しようとすることで、さらに面白さが増す。
さらに、何もない状況でも、その場で起きた出来事から笑いに発展させる展開力が、彼らにはある。4週目の回で訪れたアメリカンビレッジでは、「グループに青春感が足りない」ことを払拭するために訪れたビーチで、エアビーチバレーを敢行。最終的には、正門良規1人を3人が一方的にもてあそぶ試合となり、最後は小島健が正門に試合後のインタビューをして終わるなど、もはやビーチバレーとはかけ離れた状況まで展開した。ボールもなく、バレーボールのコートしかない状況で、15分の動画の半分近くをノーカットに近いエアビーチバレーで構成するなど、芸人顔負けの撮れ高を稼いだ。6人の自由な発想から生まれる面白い展開は、Aぇ! groupが持つアドリブ力がなせる技だ。