B'zの「シングル連続1位獲得」が50作に GLAY、Mr.Children……キャリアアーティストによる前人未到のチャート記録
Mr.ChildrenはCD総売上が歴代3位、ミリオンセラー獲得数はシングルが10作で歴代3位、アルバムが14作で歴代2位というモンスターバンドだが、ベストアルバムでの記録も目立つ。2002年、2012年、2022年と10年ごとに2枚同時リリースしているベストアルバムが全てチャートで1、2位にランクインしており、これは史上唯一の記録だ。
2022年発売のベストアルバム『Mr.Children 2015-2021 & NOW』『Mr.Children 2011-2015』のディスク2には30年間のキャリアから厳選したライブ音源やドキュメンタリー映像を付属することでサブスクとは差別化を図り、好ヒットを飛ばした。そういったファンのニーズを第一に考えた特典を含め、コレクションしたくなるアートワークや細やかな作品形態へのこだわりがこうした記録をもたらしてきたと言える。
また松任谷由実は2022年発売の『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』にてアルバムチャートで6つの年代(1970〜2020年代)で1位を獲得、矢沢永吉、竹内まりや、桑田佳祐、山下達郎に次ぎ史上5組目となる「昭和・平成・令和」の3時代でもアルバムチャート1位を獲得している。さらに、アルバムでの女性アーティスト史上最年長チャート1位を記録。彼女の音楽に学校教材を通じて触れる世代も増え、その普遍性の高さが幅広い年代からの人気に結びついていると言えるだろう。
キャリアアーティストのアルバムは多くの人々の生活を彩る音楽として存在し、これからの世代にも影響を与え続けていくだろう。新たな作品を生み出す創造力を保ち続けるキャリアアーティストたちの記録を今後も楽しみに待ちたい。
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