竹内朱莉・浅倉樹々卒業、コール解禁で戻りつつある“ライブでの日常”……2023年上半期ハロプロ重大ニュースを振り返る

【04】05.23[Juice=Juice]川嶋美楓、加入

Juice=Juice川嶋美楓 先輩メンバーと対面&お披露目@日本武道館の裏側

 Juice=Juiceへは新メンバーが1名加入。川嶋美楓は京都府出身の現在15歳。ファンへのお披露目は、5月29日に日本武道館で開催された『Juice=Juice 10th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~10th Juice at BUDOKAN~』にて。メンバーカラーがピュアレッドに決まったことが発表された。愛称は公式には決まっていないが、ファンの間では“みっぷる”と呼ばれることが多いようだ。

Juice=Juice『FUNKY FLUSHIN'』Promotion Edit
Juice=Juice『プライド・ブライト』Promotion Edit

 川嶋が加入したことにより、現在のJuice=Juiceは11人。今年で活動10周年を迎え、7月12日には両A面ニューシングルをリリースした。収録曲「プライド・ブライト」はこの日本武道館公演で初披露され、6月28日にはそのライブ映像がYouTubeにて公開、翌29日には音源がCD発売に先駆けて先行配信されるなど、普段とは異なる展開を見せている。また「FUNKY FLUSHIN'」は山下達郎のカバーと、2曲とも話題だ。

【05】04.02[つばきファクトリー]浅倉樹々、卒業

【ハロ!ステ#473】ひなフェス 2023 BEYOOOOONDS「夢さえ描けない夜空には」& つばきファクトリープレミアム ~浅倉樹々卒業スペシャル~特集!

 つばきファクトリーの浅倉樹々がグループを卒業。ラスト公演は4月2日に幕張メッセ 国際展示場 4ホールで開催された『Hello! Project ひなフェス 2023 つばきファクトリー プレミアム ~浅倉樹々 卒業スペシャル~』。ハロプロの他グループとの合同ライブという形ではあったが、全30曲中、他グループは12曲、つばきは18曲(浅倉ソロ曲含む)という、単独公演と遜色ないボリュームだった。

 結成時からのメンバーである浅倉のこれまでの歩みを振り返るかのような、グループの初オリジナル曲「青春まんまんなか!」から最新曲「間違いじゃない 泣いたりしない」まで、約6年間のキャリアをまんべんなく踏襲したセットリストとなった。注目の浅倉ソロ歌唱曲は、以前からフェイバリットとして挙げていたBuono!から「You're My Friend」のカバー。今回のためのニューアレンジで、このレコーディング音源バージョンがコンサート翌日から配信リリースされた。

 浅倉はグループおよびハロプロは卒業したが、4月から動物専門学校へと進学し、学業と両立しながら芸能活動も存続。6月にはハロプロを卒業したアーティストを主としたファンクラブ「M-line club」への加入が発表された。

【06】04.13[つばきファクトリー]山岸理子・岸本ゆめの、今秋の卒業を発表

山岸理子×岸本ゆめの 卒業発表後初の2人トーク

 浅倉卒業の余韻もまだ冷めやらぬ4月13日、つばきファクトリーから2人の卒業予定が発表された。リーダーの山岸理子と、近年ではグループの歌唱面での要ともなっていた岸本ゆめの。今年秋に開催のコンサートツアーをもってグループおよびハロプロを卒業予定だ。

 ただ、岸本については少し気がかりなところがある。6月23日、体調不良を訴えていた岸本が「適応障害」と診断され1カ月程度の休養および通院加療が必要となり、しばらく活動休止することが発表された。具体的な復帰タイミングは未定のようだが、今はただ今後の成り行きを見守るしかない。

【07】05.15[BEYOOOOONDS]日本武道館のコンサートでコール解禁

【ハロ!ステ#479】CITY CIRCUIT Juice=Juice「裸の裸の裸のKISS」&BEYOOOOONDS 日本武道館!ハロー!キッチン MC:井上玲音&遠藤彩加里

 2020年からのコロナ禍以降、他の音楽アーティスト同様、ハロプロでもコンサートでのファンの発声による応援は制限されていた。しかし昨年末頃より制限を解除するコンサートが徐々に増えてきた。2月19日に大阪城ホールで開催されたライブイベント『52OSAKA~Girls Castle~』では、私立恵比寿中学、22/7、Juice=Juice、BEYOOOOONDSと、4グループが出演。ハロプロ2グループについてはこれが外部現場における本格的な声出し解禁コンサートとなった。

 そして、5月8日より新型コロナウイルス感染症の位置づけを季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するという政府発表を受けて、ハロプロでも発声応援を解禁。最初のコンサートとなったのが、BEYOOOOONDSが5月15日に日本武道館で開催した『BEYOOOOONDS CONCERT TOUR「NEO BEYO at BUDOOOOOKAN!!!!!!!!!!!!」』だった。曲中にメンバーの名前などを叫ぶ、いわゆる「コール」応援が解禁となり、ファンは思う存分その状況を楽しんだようだ。中でも2020年4月に発表された楽曲「ビタミンME」は、ちょうどコロナ禍の時期と被ったのでこれまでファンはコールをする機会がなかったのだが、この日ようやく、間奏明けの「みいみー!」(岡村美波の愛称)をコールすることができた。

 以降、5月29日のJuice=Juiceの日本武道館、6月21日のアンジュルムの横浜アリーナ、6月26日のモーニング娘。'23の日本武道館といったいわゆる大箱公演、およびコンサートツアーでの各所のライブなどで、同じようにコールが解禁されていった。ハロプロ25周年という記念イヤーの最中に、かつてあった「ライブでの日常」が戻りつつある。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる