ハロー!プロジェクト、新メンバー加入が与える影響は? 4グループの動向をチェック
ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループへの新メンバー加入が発表された。今回新たなメンバーが増えたのは、モーニング娘。'23・アンジュルム・Juice=Juice・ハロプロ研修生ユニット'23の4グループ。5月23日にまずはハロプロ公式サイトでニュース記事として発表され、翌24日にYouTube番組『ハロ!ステ』の特番が公開、メンバー加入の瞬間などが映像で紹介された形だ。ハロプロ内の大きな人事となった。
一般加入2人で若年化するモーニング娘。'23
それでは各グループごとに見ていこう。まずはモーニング娘。'23だが、昨年9月より開催されていた『モーニング娘。25周年記念 オーディション』の合格者2名が第17期メンバーとして加入。
17歳・高校2年の井上春華は京都府出身。『ハロ!ステ』特番ではまだ緊張している様子がうかがえたが、受け答えに独特の間があり、リーダーの譜久村聖も「今会った一瞬だけでも面白い子なのかなって」と第一印象を語っていた。メンバー全員との初対面の時には「嬉しいです、出会えて」という名言を残した井上。今後緊張が解けた際にどのようなキャラを発揮してくれるのかが楽しみだ。
もう1人の弓桁朱琴は14歳・中学3年。まず目を惹くのは165cmだというその高身長。モーニング娘。'23内で高身長なイメージのメンバーには岡村ほまれ・牧野真莉愛・羽賀朱音らがいて、そこに加わることになる。まだ中学3年生ということもあり、成長度合いによっては、将来的にはBEYOOOOONDSの江口紗耶や前田こころ、つばきファクトリーの岸本ゆめのらとハロプロ高身長メンバーの座を争うことになるかもしれない。
また、動画内では、弓桁は静岡県出身ということで、民謡「ちゃっきり節」のダンスを堂々と披露する一幕があった。井上も特技だというフィンランド民謡を歌って、その歌声を披露。これからのパフォーマンスを期待させるものがあった。
2人が加入前のグループの最年少は2005年生まれ・17歳の櫻井梨央だったが、2006年生まれの井上と2008年生まれの弓桁が加わることで最年少の座も移行した。さらに、弓桁はハロプロ正規メンバー全体の中でも最年少ということになる。今秋卒業予定の譜久村と弓桁では12歳差で、干支が同じねずみ年だ。今回の2人加入により、グループ自体も一気にフレッシュになりそうだ。
タレント性がさらに強まるアンジュルム
アンジュルムへは、ハロプロ研修生から2名が昇格。モーニング娘。への加入がファンの間で噂されていた後藤花、さらに下井谷幸穂も昇格となった。
アンジュルムはこれまで東京都出身のメンバーが勝田里奈のみで、2019年に勝田が卒業してからは、東京都出身のメンバーがグループに0人という状態が現在まで続いている。今回加入した下井谷はアンジュルムの歴史上初の岡山県出身メンバーだ。後藤は埼玉県出身で、現リーダーで6月に卒業予定の竹内朱莉も同じ埼玉出身というのが不思議な縁だ。グループ最年長メンバーから最年少メンバーへ埼玉魂の継承が行われるとも取れる。
近年、上國料萌衣のテレビ番組での活躍などでハロプロファン以外の一般層への認知も高まり、竹内の卒業コンサートは横浜アリーナで開催予定と、勢いを増しているアンジュルム。その姿はかつての℃-uteを彷彿とさせる。バラエティ番組『おはスタ』(テレビ東京系)にレギュラー出演中で、研修生ながらすでにタレント性の高い後藤のアンジュルム加入は、この傾向にさらなる拍車をかけることになるだろう。