竹内朱莉・浅倉樹々卒業、コール解禁で戻りつつある“ライブでの日常”……2023年上半期ハロプロ重大ニュースを振り返る

　2023年も6カ月を過ぎ、1年の折り返し地点に来た。このタイミングで、ハロー！プロジェクトの1月～6月の上半期における重大トピックスを選考し、この半年間に何があったのかを振り返ってみようと思う。

　まずは重要と思われるトピックスをグループ別に10個挙げていく。なお、関連する項目はひとつにまとめた。また、厳密にはハロプロではないアップフロント系グループなども、ハロプロ関連と捉えて選考の対象に含める。

【01】05.23［モーニング娘。'23］井上春華・弓桁朱琴、加入

　2022年9月より募集していた『モーニング娘。25周年記念 オーディション 明日を作るのは君』の合格者として、井上春華と弓桁朱琴の2名が加入した。第17期メンバーとなる。発表は5月23日にハロプロ公式サイトにて行われ、翌24日にYouTubeにて決定の瞬間が動画で公開された。動画公開の前日にサイト文面で先行発表というケースは珍しい。なお、後述するアンジュルム・Juice=Juice・ハロプロ研修生ユニット'23の新メンバー発表も同時に行われた。

　井上は京都府出身の現在17歳、弓桁は静岡県出身で現在15歳。ファンへのお披露目は6月26日・日本武道館での春ツアー千秋楽『モーニング娘。'23 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR glad quarter-century～at 日本武道館』にて。愛称やメンバーカラーも同時に発表され、井上は“はるさん”・ミントグリーン、弓桁は“げったー”・ピュアレッドに決まった。

　2人が加入したことで現在のモーニング娘。'23は14人に。今秋には譜久村聖の卒業が予定されている。

【02】05.23［アンジュルム］後藤花・下井谷幸穂、加入

　アンジュルムは竹内朱莉の今春卒業がアナウンスされていたが、その前に新メンバー2人が加入することになった。

　下井谷幸穂は岡山県出身の現在16歳、後藤花は埼玉県出身で現在15歳。2人ともハロプロ研修生からの昇格となる。なお、後藤は『おはスタ』（テレビ東京系）内のアシスタントである“シン・おはガール”として2022年よりレギュラー出演している。

　ファンへのお披露目は、6月11日に中野サンプラザで開催された『さよなら中野サンプラザ音楽祭』にて。愛称やメンバーカラーも同時に発表され、下井谷は“ゆっぴょん”・ホットピンク、後藤は“はなな”・シーブルーに決まった。

　2人が加入し、竹内が卒業したことで現在のアンジュルムは11人体制となった。

【03】06.21［アンジュルム］竹内朱莉、卒業

　アンジュルムの2代目リーダー・竹内がグループを卒業。ラスト公演は6月21日に横浜アリーナで開催された『ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」』。アンジュルムが同会場で単独公演をするのは今回が初だった。

　前身のスマイレージの2期メンバーとして加入してから11年10カ月、その前のハロプロエッグ時代の3年間も含めると約15年のアイドル人生だった。

　当日のコンサートではアンジュルムのライブ定番曲や、最新アルバム『BIG LOVE』からの楽曲、最新シングルから「アイノケダモノ」「同窓生」、スマイレージ時代の楽曲をメドレー披露するなど多彩なセットリストに。定番のバラードナンバー「交差点」ではメンバーの目に涙が光る場面も。ダブルアンコールの「友よ」でコンサートは幕を閉じた。

　竹内はグループおよびハロプロは卒業したが、芸能活動は継続し、書道家としての活動も行っていく。また、この日のMCでは「今後も歌は歌っていきたい」とも話した。