渡邉美穂、日向坂46卒業から1年で積み重ねた俳優としての現在地 大きな覚悟とストイックな姿勢で掴み取った大舞台

 渡邉美穂が、6月26日からスタートした舞台『SUNNY』に出演中だ。日向坂46に在籍していた彼女は2022年6月28日に行われた卒業セレモニーを経てグループを卒業、現在は俳優業を中心に活躍している。

 渡邉は、日向坂46在籍中も俳優として様々な作品へ出演。初めての演技経験は、長濱ねるの代わりに出演した、けやき坂46(現在は日向坂46)主演ドラマ『Re:Mind』だった。渡邉はグループへの加入から間もない時期であったにも関わらず、急遽行われたオーディションを経て、ヒロインとも言える重要な役を演じ切った。その後もアイドル活動と並行して、2021年は『星になりたかった君と』(日本テレビ系)、2022年は『グッドモーニング、眠れる獅子』(ひかりTV)に単独出演し、それぞれでヒロインを演じた。

 渡邉は、2022年6月1日発売の日向坂46 7thシングル『僕なんか』の活動をもって同グループを卒業することを発表。卒業後の進路として演技の仕事を目標に掲げ、アイドルから本格的に役者への道を志すことになる。

 卒業後は、それまで在籍した櫻坂46・日向坂46の事務所であるSeed & Flowerではなく、日向坂46主演ドラマ『DASADA』や『声春っ!』の吉田恵里香や西田征史といった脚本家が多数在籍する「Queen-B」に移籍。その後は様々なバラエティ番組に出演し、マルチな活動を行っていた渡邉だが、満を持して俳優としての新たな第一歩となったのが、2022年11月25日放送の人気作『孤独のグルメ』(テレビ東京)Season10の第8話ゲスト出演。井之頭五郎(松重豊)の商談相手というだけでなく、物語で度々名前が登場する五郎の友人・滝山(村田雄浩)の姪という設定で、富山の街を五郎と並んで歩く姿など印象に残るシーンが見られた。ほかにも、花澤香菜主演ドラマ『名古屋行き最終列車~樽見鉄道に再び乗る編~』(メ~テレ)では金髪ギャルの役を演じるなど、地道に出演作を重ねていく。

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