Tani Yuuki、『Independent Artist Awards by TuneCore Japan』4部門受賞 TuneCore Japan10年間の挑戦を讃える

Tani Yuuki、『Independent Artist Awards』4部門受賞

 6月9日、TuneCore Japanによるアワード『Independent Artist Awards by TuneCore Japan』が開催された。

チューンコアジャパン株式会社 代表取締役 野田威一郎
チューンコアジャパン株式会社 代表取締役 野田威一郎

 TuneCore Japanとは、国内シェアトップのインディペンデント音楽配信流通サービスである。多くのレーベル・ディストリビューターが存在する中において、TuneCore Japanから配信された楽曲のストリーミング再生数と収益は国内3位であり、今や同サービスは、インディペンデントとして活動するアーティストにとっての活動の基盤として定着している。メジャーのレコード会社と契約をせずとも自分たちの音楽を全世界のリスナーへ届けられる環境が整ったことのインパクトは大きく、この10年間を通して、 TuneCore Japanを介して、数々のアーティストが飛躍を果たし、また、次々と新たなヒット曲が生まれ続けている。同サービスの音楽シーンに対する影響力は、年々増し続けていると言えるだろう。

ハリー杉山 みちょぱ
ハリー杉山 みちょぱ

 サービス開始10周年を迎えたタイミングで開催された本イベントでは、TuneCore Japanが保有する世界185カ国、55以上の音楽ストアのデータを元に、計11部門の表彰が行われた。以下、計11部門のノミネートアーティスト/作品、その中でグランプリに輝いたアーティスト/作品を紹介していく。

Top Independent Artist(2022年)

Tani Yuuki
Tani Yuuki

全ての音楽配信ストアで最も再生されたアーティストを表彰する部門

ノミネート

¥ellow Bucks
BAD HOP
Tani Yuuki
きゃない
たかやん

グランプリ

Tani Yuuki

︎Top Streaming Music(2022年)

全ての音楽配信ストアで再生された楽曲を表彰する部門

ノミネート

SG - 僕らまた
Tani Yuuki - W / X / Y
ZOT on the WAVE,Fuji Taito - Crayon
きゃない - バニラ
鎖那 - 彼女は旅に出る

グランプリ

Tani Yuuki - W / X / Y

︎Japan to Global(2022年)

Cinnamons × Evening Cinema
Cinnamons × Evening Cinema

海外で最も聞かれた国内アーティスト(全音楽配信ストア合計)を表彰する部門

ノミネート

Cinnamons × Evening Cinema - summertime
Lamp - 恋人へ
Luxiem - Hope in the dark
たかやん - 反面教師
缶缶,Ayase - 睡魔

グランプリ

Cinnamons × Evening Cinema - summertime

Top UGC Music (2022年)

TikTok/IG/FB/YouTube等で最も視聴された楽曲を表彰する部門

ノミネート

Chinozo - グッバイ宣言
HoneyWorks - 可愛くてごめん (feat. かぴ)
Ohayo - GAL (feat. Shake Pepper & Yvngboi P)
Repezen Foxx- XOXO(feat.SPRITE)
SHISE - そよ風
sloppy dim - カタコト
楊雪 - 梅花三弄

グランプリ

HoneyWorks - 可愛くてごめん (feat. かぴ)

︎The Best Covers (2022年)

Kotoha
Kotoha

全音楽配信ストアで最も再生されたカバー楽曲を表彰する部門

ノミネート

DJ TATSUKI - TOKYO KIDS (feat. IO & MonyHorse) [Cover]
Kotoha - 真生活 (feat. 案山子) [Cover]
philo - 神っぽいな (Covered by philo)
sammy - コウを追いかけて (Piano Cover)
sekai - マーシャル・マキシマイザー (Cover)

グランプリ

Kotoha - 真生活 (feat. 案山子) [Cover]

︎The Best Music Video (2022年)

全音楽配信ストアで最も再生されたMVを表彰する部門

ノミネート

Chinozo - グッバイ宣言
SG - 僕らまた
Tani Yuuki - W / X / Y
きゃない - バニラ
ピノキオピー - 神っぽいな

グランプリ

Tani Yuuki - W / X / Y

︎The Best Instrumental Artist (2022年)

Ichika Nito
Ichika Nito

全音楽配信ストアで最も再生されたインスト系アーティストを表彰する部門

ノミネート

Ichika Nito
iwamizu
Mili
Snail's House
しゃろう

グランプリ

Ichika Nito

︎The Best Music Influencers (2022年)

 Repezen Foxx
Repezen Foxx

ソーシャルメディアで多角的に活躍しているアーティストを表彰する部門

ノミネート

Local Campione
Repezen Foxx
SARUKANI
TENSONG
ピーナッツくん
重盛さと美

グランプリ

Repezen Foxx

︎TuneCore Japan PickUp(2022年)

高瀬統也
高瀬統也

TuneCore Japanがピックアップするアップカミングアーティストを表彰する部門

ノミネート

cono
GEZAN
Kinami
SKRYU
高瀬統也

グランプリ

高瀬統也

︎Top Streaming Music of the Decade

yama
yama

全ての音楽配信ストアでこの10年間最も再生された楽曲を表彰する部門

ノミネート

¥ellow Bucks - My Resort
BLOOM VASE - Bluma to Lunch
Chinozo - グッバイ宣言
cinnamons × evening cinema- summertime
Tani Yuuki - W / X / Y
yama - 春を告げる
ZOT on the WAVE,Fuji Taito - Crayon
きゃない - バニラ
空音 - Hug (feat. kojikoji)
山猿 - 名前の無い歌

グランプリ

yama - 春を告げる

︎Hero of the Decade

全ての音楽配信ストアでこの10年間最も再生されたアーティストを表彰する部門

ノミネート

¥ellow Bucks
BAD HOP
BLOOM VASE
t-Ace
Tani Yuuki
yama
たかやん
ツユ
心之助
舐達麻

グランプリ

Tani Yuuki

 特筆すべきは、11部門中、「Hero of the Decade」を含めた4部門でグランプリを受賞したTani Yuukiの存在感である。彼は、受賞コメントとして「音楽活動を本格的に始めるきっかけになったTuneCoreさんで、こういう賞をいただくことができてすごく嬉しいです」と語っていた。また、「春を告げる」で「Top Streaming Music of the Decade」に輝いたyamaは、「『春を告げる』をリリースしていなかったら、自分の人生が動き出していなかったと思うので、本当にTuneCoreさんには感謝しています」とコメント。ほかにも、たくさんの受賞アーティストたちが、TuneCore Japanに対する感謝やリスペクトを語っていたことが印象深い。

 アワードの冒頭で、チューンコアジャパン株式会社 代表取締役の野田威一郎氏は、これまでの10年間を振り返りながら、今では主流となっているストリーミングやダウンロードという音楽の聴き方を日本で浸透させていく上で数々の壁にぶつかったことや、インディペンデントとして活動するアーティストの音楽を広めていく上で苦労したことを語った。そうしたTuneCore Japan の挑戦の10年間があったからこそ、今回ノミネート&グランプリに輝いたアーティストたちの今があるのは間違いないだろう。今回のイベントは、TuneCore Japanが賞を授与するアワードという形式のイベントでありながらも、この10年間を共に走り続けてきたTuneCore Japanとアーティストが、お互いを称え合うようなムードが満ちていたように思う。

 今回のアワードは、ハリー杉山と共に司会を務めたみちょぱの「せーの!」という声に合わせて、会場に集まった全員で「ALL FOR INDEPENDENCE」と叫ぶ形で締め括られた。野田氏が、この日に集まったアーティストに向けて、「皆さんはこれからもさらに飛躍して、世界へ、ないしは、もっと濃いファンを見つけていっていただければなと。引き続き僕らはそれをサポートしていければと思っています」と語っていたように、今回のアワードはあくまでも10周年の一つの区切りに過ぎない。今後も、TuneCore Japanを介して、次々と新たなインディペンデントアーティストが躍進を果たし、また、次々と新たなヒット曲が生まれていくはず。同サービスを巡るシーンの動きから、引き続き目が離せない。

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