TWICE、SEVENTEEN、NCT……K-POPサブユニット、なぜ“3人組”が多い? スキルに特化し発揮される異なる魅力
ボーカル、ダンス、ラップなど各分野においての実力者を選抜することができる
では、なぜサブユニットが3人になることが多いのだろうか。K-POPグループ内でのポジションをパフォーマンス面で考えた時に、ボーカル、ダンス、ラップの3つに分けることができる。
その中で、グループ全体の人数が4人〜7人程度になると、メインボーカル、メインダンサー、メインラッパーだけでなく、リードボーカル、リードダンサーサブラッパーというポジション構成が多く、1〜2人のメンバーがそれぞれのポジションを担うことが多くなっている。
しかし、人数が多いグループともなれば、ボーカル、ダンス、ラップのポジションにおいてメインを張れるようなメンバーが3人以上いることも少なくない。
その中から、同じポジションのメンバーを選抜し、1つの分野に絞ってクオリティを極めることができることが3人でユニットを組む醍醐味だろう。例えば、先ほど例に挙げたStray Kidsの3RACHAやTREASUREのチェ・ヒョンソク&ヨシ&ハルトのようなラッパー3人組によるユニットならラップに特化した曲やパフォーマンスを届けることができるし、NCT DOJAEJUNGのようにボーカルに強みを持った3人が集まれば歌唱力が光るような曲を披露できる。
反対に、違う分野からそれぞれの強者たちを集めれば、ボーカル、ダンス、ラップ全ての精度が高いオールマイティなユニットが生まれる。
その良い例が、SEVENTEENのBSSだ。BSSは、グループの中でボーカルチームに属するSEUNGKWANとDK、パフォーマンスチームのHOSHIによって構成されているが、彼らはステージでリズミカルで気持ちよく揃ったダンスを披露しつつも、ブレない美声が同時に響くような、完成度の高いパフォーマンスを観客に届けている。
少数&奇数はメンバー個々が目立ってステージも華やかになる?
そして、派生ユニットを組むメリットといえば、やはりメンバー一人ひとりがフォーカスされるという点もある。
NCTやSEVENTEEN、TREASUREのような10人以上のメンバーで構成されるグループは、ステージに立った時の華やかさやダンスが揃った時の迫力があるが、その反面メンバー個々に与えられるパートの分量やカメラに映る時間がどうしても少なくなってしまう。しかし、人数を絞ったユニット活動ではメンバー個々に焦点が当たりやすくなり、これまでとは違う新たな魅力を発見する機会が増えるだろう。
また、3人組のような奇数ともなればセンターの立ち位置を作ることができ、ステージ映えしやすいというメリットもある。
メンバー同士の化学反応が生まれやすく、専門性の高いパフォーマンスが実現できる。おまけに全員が注目されてステージ映えもすることから、派生ユニットを組むなら3人がちょうどいいのではないだろうか。
年々新たなK-POPグループがデビューを飾っているが、既存のグループからもまた新たにユニークな派生ユニットが誕生するかもしれない。
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