BE:FIRST、『THE FIRST TAKE』から見えるアーティストとしての成長 7人全員が持つ確固たるボーカルスキル

 5月12日、BE:FIRSTが2ndシングル表題曲「Bye-Good-Bye」を、一発撮りのパフォーマンスの様子が見られるYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で歌唱した。同曲は『第64回日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞したこともあり、多くの人に知られている。さらにBE:FIRSTは次々と新しい試みをしているボーイズグループということもあり本動画は注目を集めている。その証拠に、5月26日時点で500万再生を突破、音楽カテゴリーの急上昇にランクインし続けている。そんな同動画について、BE:FIRSTがナビゲーターを務めるラジオ番組『MILLION BILLION』(J-WAVE)の5月20日放送回で、RYUHEIとSOTAが言及。収録の様子を振り返っていた。

 同動画では、音源としてリリースされた「Bye-Good-Bye」とは違った角度から魅力が発信されている。改めてどんな魅力が感じられるのかを考えてみたい。

BE:FIRST - Bye-Good-Bye / THE FIRST TAKE

 まず、披露された楽曲自体の魅力を挙げたい。『MILLION BILLION』内でSOTAが「社長(SKY-HI)も含めて気合い入れて、『THE FIRST TAKE』バージョンを届けられた。あれ、めちゃくちゃ僕お気に入りなんですよ。Jackson 5みがあるというか。『Bye-Good-Bye』にぴったりな感じでリミックスできたんじゃないかな」と言及していたが、全くその通りで、アレンジがすこぶる良い。最初の1小節、原曲と同じサウンドで始まるため特にアレンジはないと思って聴いていると、2小節目からいきなりドラムの音が入ってきて印象ががらりと変わっていく。原曲はオシャレで緩めのノリが印象的だが、『THE FIRST TAKE』バージョンはより一層メリハリがついたグルーヴィーなものになっている。7人で声を合わせるパートもあり、一体感と疾走感がある。その上、メンバーたちの歌い方も少しだけ力強くなっている印象で、別の曲のようにすら聞こえてくるのだ。このアレンジは特別感があるだけでなく、原曲とは違った角度から楽曲にアプローチした結果生まれた傑作と言えるだろう。

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