『音楽的同位体』シリーズが拡張するクリエイティブの可能性 DJ Batsu&ど~ぱみん登場した『超音楽的同位体 MUSIC VOX』レポ
続いて、V.I.Pのオリジナル楽曲「Penumbra」の制作を手掛けたど〜ぱみんのパートへ。当日の2日前のツイートで、「何回被るんだろう...ってビクビクするくらいメジャーな繋ぎ」になることを事前に明かしていたが、その予告通り、序盤から「花となれ」をはじめとした人気曲を一切出し惜しみなくドロップしていく展開が続く。自ら手を上下にバウンスさせたり、率先して手拍子をしたり、拳を何度も突き上げたりしながらフロアの熱気を高めていく彼の表情からは、誰よりもこの空間と時間を楽しんでいる様子が伝わってきた。そして彼の熱量に応えるように観客のテンションもどんどん上がっていく。「キャットラビング」(香椎モイミ feat. 可不)や「アイソトープ」(r-906 feat. 可不)、「フォニイ」を繋ぎながら、超高速、かつ重厚でエッジの利いたビートとトランシーなシンセサウンドで観客の高揚感を煽り、ラストは、「マーシャル・マキシマイザー」で果てしない熱狂と一体感を生み出してみせた。ノンストップの圧巻の30分間だった。
今回のDJアクトを通して、様々なクリエイターが手掛けた楽曲を聴く中で、改めて、KAMITSUBAKI STUDIOが音楽的同位体シリーズに込めた想いを思い出した。スタジオの声明を読み返すと、「音楽的同位体 = 創作の無限の可能性」という一文がある。音楽的同位体は、人々の創作の「可能性の拡張」を手助けするクリエイティブパートナーであり、そこから生まれる数々の楽曲やUGC(User Generated Contents)によって、この世界がより豊かになっていく。そうしたKAMITSUBAKI STUDIOの信念は、『音楽的同位体』シリーズによる音楽がメジャーシーンでも存在感を強めている現状を踏まえると、確実に美しい結実を見せ始めていると言えるだろう。
今後も、自由な発想の具現化を目指す世のクリエイターたちと音楽的同位体のタッグによって、このシーンはさらに拡大を続けていくはず。クリエイティブの可能性を切に信じ続けるKAMITSUBAKI STUDIOの今後の動きから、引き続き目が離せない。
なお、【音楽的同位体 星界】 1st COMPILATION ALBUM「メタファー 」が4月29日の発売日に合わせてブースでも販売が行われた。そのほか、『音楽的同位体]関連商品はFINDME STORE by THINKRで購入可能となっている。
アーカイブ映像
『超音楽的同位体 MUSIC VOX』DAY1/DAY2のアーカイブ動画が公開中。
■リリース一覧
【音楽的同位体 可不(KAFU)】 スターターパッケージ(通常版)
【音楽的同位体 星界】スターターパッケージ(通常版)
【音楽的同位体 星界】 1st COMPILATION ALBUM「メタファー 」
【音楽的同位体 裏命(RIME)】スターターパッケージ
【音楽的同位体 裏命(RIME)】ソングボイス
【音楽的同位体 狐子(COKO)】スターターパッケージ
【音楽的同位体 狐子(COKO)】ソングボイス
【音楽的同位体 羽累(HARU)】スターターパッケージ
【音楽的同位体 羽累(HARU)】ソングボイス