Hakubiが追い続けるロックバンドとしての夢 ホールの空間に深く強く響いたこの日の言葉

Hakubi『Eye to Eye』東京公演レポ

 片桐は言う。「こんなツアーが周れるとは数年前の私たちは思ってもいませんでした。あなたがそこにいてくれたことの大切さを感じてます。こうやって“目”を見て、笑顔で歌えるようになりました。本当にそばにいてくれてありがとう」。

 ファンへの気持ちを伝えた後、ピアノの伴奏とともに歌い始めたのは「夢が夢であるうちに」。切なさと儚さを持った片桐のボーカルに、徐々にバンドサウンドが寄り添っていく。そして「光芒」「mirror」と続け様に披露し、ライブはラストスパートへ。右肩上がりの会場のボルテージにダメ押しするように、片桐が曲間で感情をぶち撒ける。そのまま最後に歌ったのは「君が言うようにこの世界は」と「悲しいほどに毎日は」。ミラーボールも表れた煌びやかなステージの中で、ラストは会場全体で盛大な大合唱が起き、拍手喝采のうちに公演は終了した。

 終演後にはワンマンライブが11月に開催されることも告知された。新たな魅力を開花させ、成長していくHakubi。今後もどんな一面を見せてくれるのか楽しみだ。

 

■セットリスト
1.Rewrite
2.ハジマリ
3.夢の続き
4.天才にも秀才にもなれなかった僕は
5.ゆれて
6.あいたがい
7.32等星の夜
8.サイレンと東京
9.Twilight
10.辿る
11.Eye
12.どこにも行けない僕たちは
13.夢が夢であるうちに
14.光芒
15.mirror
16.君が言うようにこの世界は
17.悲しいほどに毎日は

Hakubiの新たな挑戦 初の恋愛ソング「あいたがい」で大切にした“歌”を届けるということ

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