三宅健、丁寧なコミュニケーションで寄り添うスタンス 手話習得に象徴されるファンを大切にする姿勢

 2月20日、三宅健がジャニーズ事務所の退所を発表した。「奇跡の○歳」を更新し続ける美意識。そして歌って踊るだけではなく、バラエティにも舞台にも全力で挑むチャレンジ精神。そんなアイドルの鑑として第一線で活躍してきた三宅が、ジャニーズを離れるというのは寂しい限りだ。

 とはいえ、V6としての活動に有終の美を飾り、ソロアイドルとして新たな表現を見せてくれた三宅。さらなる可能性を信じて次なる一歩を踏み出すというのも三宅らしくて楽しみでもある。そう思えるのも、V6時代から頭角を現してきたプロデュース力、そして何をするにしてもファンを大切にしているスタンスが私たちにもしっかりと伝わっているからではないだろうか。

 2月18日に放送したラジオ『三宅健のラヂオ』(bayfm)でも、「あと2日で森田くんの誕生日ですよ」と、一足先にジャニーズを離れた森田剛の誕生日に変わらず触れる場面もあった。デビュー日や誕生日など、V6ファンにとって特別な数字、瞬間を丁寧に扱う。そうした細かな気配り一つひとつに、同じものを大切に生きているという感覚が得られるのだ。

 加えて、Twitterで退所コメントを発表したのがV6のデビュー日&解散日である「11月1日」にかけて「午前11時01分」だったのも、「さすが」と言いたくなる一幕だった。アイドルにとってデビューと解散が表裏一体であるように、ジャニーズ退所と“新しい三宅健”の誕生もまた隣り合わせにあるもの。今は寂しくてショックを受けている人も少なくないだろうが、これから一つひとつまた笑顔を積み上げていく。そんな覚悟を持って発表してくれたのではないか。

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