三宅健と井ノ原快彦、今なお続くあたたかい関係性 決して失われることのないV6らしい穏やかな絆

 V6の絆を感じるたびに、心の中に温かなものが流れこむ。2021年11月1日に解散したV6。もしかしたら彼らについて言及する際には「“元”V6の……」と書くのが正しいかもしれない。しかし、26年の活動に幕を下ろした後も続く、彼らの関係性を見ているとつい“V6は終わっていない“という思いが駆け巡る。

 6月18日、三宅健がラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm)にて、井ノ原快彦と遅めのモーニングを共にしたというエピソードを明かした。「今日さ、井ノ原くんに会ったよ、朝!」とオープニングから嬉しそうに語り始めた三宅。きっかけは、井ノ原からの「そろそろまたランチしない?」というメールだったそう。

 ここから、井ノ原と三宅のほほえましい気遣い合戦が続く。まずは、井ノ原のターン。はじめはランチを想定していたのだが、井ノ原が提案する日のお昼に限って三宅に仕事が入ってしまっていたのだ。そこで「じゃあモーニングはどうですか?」と、このラジオの収録日の朝10時に待ち合わせすることになったという。さらに井ノ原は「ほら、こっちが寝坊助だから」と自称する三宅に、当日の朝にも「今日10時で大丈夫?」とリマインドメールまで送る徹底ぶり。

 また、井ノ原はV6時代から三宅と食事をするときには、お金を払わせないというお兄ちゃんっぷりを見せてくれるそうだ。そこで、三宅は「コーヒーくらいは僕が用意したい」と考え、この日の朝は早めに起きてスタンバイしたのだと続ける。

 先に井ノ原に好みを聞き出し、苦めのブラックコーヒーを熱々で届けようとタンブラーを持参して店舗へ。三宅自身はいつもミルク系を頼むことから、馴染みのコーヒーショップでバリスタに「ブラックをお願いしたいんですけど、苦味が強いやつってどれですか?」と質問。さらに「このコーヒーは井ノ原くんが飲むから美味しく淹れてね」というやりとりを繰り広げる姿にも心が和む。

 そうしてコーヒーを片手に遅刻せず約束の場所に到着するも、すでに井ノ原の姿があり「“なんだよ、もういるよ“みたいな」と笑いが溢れるのも彼ららしい展開だ。そのまま約2時間ほど、一緒の時間を楽しんだという2人。

 話題は井ノ原が坂本昌行、長野博と5月23日からスタートさせた20th CenturyのTwitterの感想や、「坂本くんと長野くんは元気?」などたわいもないものだったと振り返る。だが、たとえ久しぶりの再会だったとしても、そんな飾らない会話が成り立つことが親しみの証だったりするのだ。

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