ジャニーズWEST 神山智洋&重岡大毅、“かみしげ”の共通項は? 楽曲も手がける2人のグループに対する熱量
あべのハルカスの新CMが話題のジャニーズWEST。2014年に開業した同所で同年にデビュー会見を行ったことで、ファンからは聖地とされていることもあって、大きな盛り上がりを見せている。メンバーの仲の良さでも知られる同グループの中から、今回は重岡大毅、神山智洋の通称“かみしげ”コンビに注目してみたい。
俳優としても高いポテンシャルを発揮する“かみしげ”コンビ
重岡大毅はとにかくアツい男である。音楽に対しても、芝居、メンバー愛についてもとにかく熱量が高い。そしてそのバイブスを隠そうとせず、常に100%の直球を投げ込んでいる。その重岡に負けないほどアツい男が神山智洋である。音楽をはじめダンス、芝居に加えバラエティ番組においても生真面目さと熱量を披露している。
重岡と神山は、関西ジャニーズJr.時代からの付き合いだ。入所は神山が2004年で重岡より2年先輩である。Jr.時代の神山は“ジャックナイフ”と呼ばれるほど尖っていたが、帰宅方向が同じであることや、ふたりがユニットの7WESTのメンバーになったことから親交を深めていった。
ジャニーズWESTとしてデビューした後に、ファン以外にも“かみしげ”のポテンシャルを示したのが2018年にNetflixから配信されたドラマ『宇宙を駆けるよだか』でのW主演だろう。同作は男女4人の高校生によるサスペンス&ラブストーリー。重岡はクラス一の人気者・火賀俊平、神山は秀才でスポーツ万能な水本公史郎をそれぞれ演じた。以前より重岡は2016年に公開された小松菜奈、菅田将暉W主演映画『溺れるナイフ』の大友勝利役でも俳優としてのポテンシャルの高さをうかがわせていたが、『宇宙を駆けるよだか』をきっかけに俳優・重岡への注目は一気に高まった。その後、『これは経費で落ちません!』(NHK総合)、『知らなくていいコト』(日本テレビ系)、『#家族募集します』(TBS系)と俳優として着実なキャリアを重ね、今年9月には橋本環奈とのW主演映画『禁じられた遊び』の公開が予定されている。
一方、神山は舞台俳優としての才能を大きく花開かせた。病気の治療のため降板した今井翼の代役として演じた『オセロー』のイアーゴー役は圧巻で、偽善の忠臣という役どころを見事に演じきった。その後も初の単独主演舞台『LUNGS』、昨年末から今年1月にかけ『幽霊はここにいる』と、次々に難しい役柄に挑戦し、大きな評価を得ている。映像、舞台と、活躍の場所こそ違えど、ひたむきに芝居に向き合うスタンスは2人の共通項であるように思う。