NCT DREAM、OCTPATH、鬼頭明里、ASIAN KUNG-FU GENERATION、miwa……2月8日リリースの新譜5作をレビュー
鬼頭明里『Dear Doze Days』
アニメ『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役やメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』のセイウンスカイ役などで人気の声優、鬼頭明里が4枚目となるシングルをリリースする。タイトル曲の「Dear Doze Days」は、自身も出演するTVアニメ『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』(TOKYO MXほか)のエンディングテーマとしてもオンエア中。ギターポップ調のサウンドに鬼頭のあどけなくキュートな歌声がマッチした楽曲は、たびたび登場する〈おはよう〉というフレーズの通り、一日の始まりに聴くのにもぴったり。ほのぼのとメルヘンチックな雰囲気が作品の世界観を彷彿させる。また、カップリングに収録の「Fleeting Time」は、軽快なホーンアレンジが印象的なミディアムテンポのナンバー。どちらの曲も鬼頭らしいピュアな魅力が存分に感じられる仕上がりだ。(渡部)
ASIAN KUNG-FU GENERATION『宿縁』
「遥か彼方」(2003年)、「それでは、また明日」(2012年)、「ブラッドサーキュレーター」(2016年)に続き、4回目の“ASIAN KUNG-FU GENERATION × 『NARUTO』シリーズ”のタッグが実現。TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(テレビ東京系)オープニングテーマ「宿縁」は、骨太なグルーヴが疾走するバンドサウンドの中で、どうしようもない現状にうんざりしながらも、どこかにあるはずの光を求める姿を描いたロックチューン。『BORUTO』の世界観と現実の社会がオーバーラップする瞬間こそが、この楽曲の核だろう。さらに喜多建介(Gt/Vo)の繊細なボーカル、透明感にあふれたギターのアンサンブルが心に残る「ウェザーリポート」、アルバム『サーフ ブンガク カマクラ』(2008年)の続編となる90年代パワーポップ直系の「日坂ダウンヒル」を収録。(森)
miwa『バレンタインが今年もやってくる』
“バレンタイン”にテーマを絞った新作EP。気になる人にチョコレートをあげたい女の子、“その相手が自分であったらいいな”と願う男の子のピュアな感情を描いた「2月14日 feat.川崎鷹也」は、この季節の新たな定番ソングになりそうなデュエットソング。アコギと歌を軸にしたオーガニックな音像も心地いい。長距離恋愛の切ない光景とアッパーなダンストラックを融合させた「一番会いたい人」、〈最後に泣くのは私でいいから〉という冒頭のフレーズにグッと引き込まれるバラードナンバー「Love me」、そして、2012年2月にリリースされ、現在もバレンタインソングとして支持されている「片想い」のアコースティックギターバージョンを収録。ストーリーテラー、ボーカリストとしてのmiwaの魅力を堪能できる作品だ。(森)
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