NCT DREAM、OCTPATH、鬼頭明里、ASIAN KUNG-FU GENERATION、miwa……2月8日リリースの新譜5作をレビュー
毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は2月8日リリースのNCT DREAM『Best Friend Ever』、OCTPATH『Showcase』、鬼頭明里『Dear Doze Days』、ASIAN KUNG-FU GENERATION『宿縁』、miwa『バレンタインが今年もやってくる』の5作品をピックアップした。(編集部)
NCT DREAM『Best Friend Ever』
次世代グローバルグループ ・NCTの派生ユニットとして、2016年結成当時に10代だったメンバーで構成されたNCT DREAMがついに日本デビューを果たす。初のオリジナルシングルとしてリリースされる表題曲「Best Friend Ever」は、シンセベースを基調としたリズムに、爽やかでどこか甘酸っぱい青春の香りを感じさせるメロディラインが聴きどころ。〈絆は切れない(Yes)誰も止めれない(Yes)〉〈喜びと涙(Down)嬉しさ(Up)悲しさ 分かち合う〉と、信頼する友やファンに向けたメッセージが、待ちに待った日本デビューへの意気込みを表しているかのよう。カップリングには2ndアルバム収録の大ヒット曲「Glitch Mode」の日本語バージョンも収録される。ハツラツとした若さと他のグループとは一線を画すポップネスを武器に、これを機にさらなる飛躍を期待したい。(渡部)
OCTPATH『Showcase』
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(TBS系/GYAO!)に出演した元練習生8人によるボーイズグルーブ、OCTPATH。ヒットシングル「IT’S A BOP」「Perfect」「Like」を含む1stフルアルバム『Showcase』には、現行のグローバルポップと重なる音楽性、グループのコンセプトやファンダムを強く意識したリリックなど、グループの特性がバランスよく表現された作品だ。ショーのはじまりを告げるオープニングナンバー「Showtime」、〈さぁいこうぜRunway 世界振り向かせ〉と宣言するドラマティックなヒップホップナンバー「Run」、メンバーとファンの関係を重ねた美しいラブソング「Our PATH」、これまではライブでしか聴けなかったファンソング「Best Shot」などストーリー性のある構成も本作の魅力だろう。(森)