元乃木坂46 大園桃子は意外な道で活躍中 高山一実、生田絵梨花、松村沙友理ら2021年卒業組が歩むそれぞれの道

生田絵梨花

 生田は2021年の『第72回NHK紅白歌合戦』を最後にグループを卒業。グループ在籍時からミュージカル俳優として活躍していた彼女だが、卒業後も変わらず、2022年5月には『四月は君の嘘』、現在上演中の『MEAN GIRLS』では主演を演じ、4月から『GYPSY』に出演することが決定している。またドラマにも数多く出演し、日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)では主人公の義理の妹、月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)では主人公の幼馴染として出演し、等身大で温かみのある役を熱演した。また昨年12月公開の映画『Dr.コトー診療所』では、診療所の看護師役として大活躍を見せるなど、乃木坂46の卒業生の中でも特に充実した女優活動を行なっている印象だ。さらに、昨年4月から音楽番組『Venue101』(NHK総合)で初めてのレギュラーMCを務めているほか、音楽特番の企画で持ち前の歌声を発揮。ともにMCを担当する濱家隆一(かまいたち)とのユニット・ハマいくの楽曲「ビートDEトーヒ」が国内外でバズるなど、音楽方面での活躍も増えている。

堀未央奈

 同じく卒業後に俳優として活躍をしているのが、堀だ。2021年3月28日に卒業後、俳優として注目を集めたのが、地上波連続ドラマ初主演を務めたドラマ『サレタガワのブルー』(MBS・TBS系)。ドロドロの不倫劇である同作で、不倫にハマりながらも夫の前では可愛い妻を演じ楽しむという、サイコパスな悪女を演じた。褒め言葉として堀のことを嫌いになるほどの怖い演技が話題に。その後、唐沢寿明主演の『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)ではDV被害者役を演じ、『まったり!赤胴鈴之助』(テレビ大阪)ではマドンナ店員役として本格コメディに挑戦。2022年のドラマ『理想ノカレシ』(TBS系)では、アイドルグループの不動のセンター役を演じ、アイドルの一面と、幼馴染の男子を巡って主人公に敵意を剥き出しになる等身大の女の子という2つの顔を好演。コメディから、大人の恋愛、アイドル役など様々な役柄を演じ女優としての幅を広げている。また卒業後の2021年7月3日に公式YouTubeチャンネルを開設し、メイク動画を中心にアップしていたり、2022年2月28日には韓国のウェアブランド「ASCLO」とコラボしたオリジナル商品が発売されるなど、ファッションの分野でも情報を発信している。

 2021年卒業組に関しては、グループを離れた後も乃木坂46在籍時に開拓した分野で活躍するメンバーが多いが、大園のように意外な方向性で成功するパターンがあるのも面白い。アイドルグループとしての人気を盤石にした乃木坂46だが、そのブランドなくしても活躍する先輩メンバーの背中は心強く、辞めた後も推し続けられるのはファンにとっても嬉しいことだろう。齋藤飛鳥が2022年末に卒業、秋元真夏も今月に卒業を控えているが、彼女たちがどんな分野で真価を発揮していくのかにも注目したい。

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