ミームトーキョーの七変化する表情とポテンシャルの高さ SOLIも含めた完全体で臨んだツアー『未夢東京』東京公演レポ
SOLIと入れ替わるようにして登場したRITOは、初めて全編作詞を手がけたという「Mephisto」を披露。歌に加え、アグレッシブなラップや間奏での華麗なダンスなど、RITOの多彩さを詰め込んだパフォーマンスを楽しそうに描いていく。披露したあとには「ミームでソロ曲をもらえるなんて本当に嬉しい!」と興奮気味に口にすると、「結成当初は、大きい舞台に立ちたいと思うことはなくて。というのも、大きい舞台って本当に一握りのグループしか行けない、奇跡みたいな景色だと思っていたから。自分の中で線引きしているところがあったんです。でも、やっと覚悟ができました。このグループで大きい夢を見て、叶えること。大好きなメンバーとここにいる心強いみんなで、大きな景色を見に行きたいです!」。そんなRITOの熱い言葉のあとに5人で披露した「アニモア」は、そんな決意を噛みしめるように、力強い気迫とともに届けられた。一体感のある振りとともに新曲「メテオ蜃気楼」で6人の思いを表現すると、爆発力のある「リバーズ・エンド」、「OVERNIGHT」を届け本編を終える。
アンコールでは、初披露の新曲「SNSKILLER」を披露。ミームトーキョーの核でもあり、歌詞の随所にも見られる抑圧への反抗を清々しくパフォーマンスに昇華すると、本編でSOLIがソロで披露した「ブルーレター」を6人で披露。木漏れ日のような温かい雰囲気に染まった会場に、大きな舞台に立つという決意を漂わせたミームトーキョー。彼女たちの開放的なパフォーマンスや各々の長所がより洗練された姿を、もっと広いステージでも見てみたい。そう強く思わされる公演であった。
■セットリスト
1.モラトリアムアクアリウム
2.リアリティ・ウォー
3.ROAR
4.THE STRUGGLE IS REAL
5.レトロフューチャー
6.メランコリックサーカス
7.Sweet Dream
8.ブルーレター(SOLIソロ)
9.Mephisto(RITOソロ)
10.アニモア
11.スーサイド ボーダレス
12.メテオ蜃気楼
13.リバーズ・エンド
14.OVERNIGHT
En1.SNSKILLER
En2.ブルーレター
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