乃木坂46 中村麗乃、KinKi Kids 堂本光一からも期待される演技力 『Endless SHOCK』出演に繋がった舞台でのキャリア

 2021年から通い始めたボイストレーニングは、舞台やミュージカルのみならず、乃木坂46でのボーカルにも成果としてはっきりと表れている。元々歌唱力に定評のあった中村だが、31stシングル『ここにはないもの』には「悪い成分」と「甘いエビデンス」という彼女の歌声が存分に発揮された2曲が収録されているのだ。特に「悪い成分」は中村がアンダーとして初めてセンターに立った楽曲であり、昨年12月に全国5都市9公演を巡った『31stSGアンダーライブ』で彼女は座長を務めあげている。

 和田まあやの卒業後、3・4期生のみで初めて行われたアンダーライブでの座長という重責を担った中村。大きな使命と責任感を抱えながらも、ツアーファイナルを迎え「胸を張って『乃木坂46です』と言えることができます」とMCで宣言する彼女のハツラツとした表情が筆者は忘れられない。近年、特に2022年に入った辺りから、中村の表情は柔らかく、垢抜けてきたように思ってはいたが、この『31stSGアンダーライブ』でそれが確信に変わった気がした。この頃にはすでに『SHOCK』への出演が決まっていたことも、中村の自信に繋がっていたに違いない。

 アンダーセンター/座長の経験、『SHOCK』出演決定と上り調子にきている中村にはどうしても次のシングルでの選抜入りを期待してしまうが、アンダーにして『SHOCK』のヒロイン役を勝ち得たという意義もある。『31stSGアンダーライブ』のオープニングを飾り、中村がアカペラで歌唱をした楽曲「アンダー」には〈今やっと 叶った夢の花びらが 美しいのは ポジションじゃない〉という歌詞がある。それを体現して見せたのが、中村麗乃だ。

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