日向坂46、おひさまとの一体感で盛り上げた『ひなくり2022』 二期生の絆が垣間見える宮田愛萌の卒業スピーチも
その後、四期生の山下葉留花、三期生の上村、ニ期生の富田、一期生の齊藤が各期を代表してライブの感想を口にしていく。山下はグループ加入前の『ひなくり2021』を配信で観ていたことを告げ、「こんなにもおひさまの皆さんと距離が近いなんて思っていなかったので、びっくりしてます」と素直な気持ちを伝えると、初めての後輩を迎えたばかりの上村は「ご覧の通り、内面までめっちゃ可愛くて。いっぱい可愛がりたいなと思います」と先輩としての頼もしさを感じさせた。
そして、この日まだステージに姿を現していなかった宮田を呼び込むと、黒いドレスを着用した宮田が姿を現す。卒業スピーチでは体調不良によりライブに参加できなかったことを謝罪しながらも、彼女らしい口調で卒業生を含む先輩メンバー、同期のニ期生、そして後輩たちへの愛情に満ち溢れた感謝を伝え、同時におひさまにも助けられたことを明かす。最後は四期生が加わったグループについて、おひさまに向けて「みんなのこと、ちゃんと支えてあげてくださいね。私は何があってもメンバーの味方でいるし、メンバーがこれから『すごく楽しかった、日向坂でよかった』って(思いながら)卒業できるようなグループになってくれたらいいなって、本当に思っています。そのためにも、おひさまのみんなの力が必要だし、みんなが支えてくれればもっともっといいグループになると信じているので、これからもよろしくお願いします!」とメッセージを送り、卒業スピーチを締めくくった。
その後、同期メンバーが花束を持ってステージに登場。宮田が一番好きな曲をみんなで歌おうという突発的なアイデアにより、渡邉美穂の卒業セレモニーでも披露された「君のため何ができるだろう」の一節をアカペラで歌唱する。宮田をはじめ、堪えきれずに涙するメンバーを前に、ステージに再合流したメンバーを代表してキャプテンの佐々木久美が「二期生みんなで歌っているのを観たら、泣けてきちゃって……」と涙声で吐露。さらに同期の小坂菜緒が「愛萌は最年長で入ってきてくれて。(加入当時の)二期生はまだ幼かったので、まとめるのが難しかったと思うけど、それでもいつもみんなの中心に立ってまとめてくれた。この約5年間、みんなで一緒に過ごした時間も、愛萌が頑張ってきたことも、日向坂にとってすごく大きなもので。皆さんも見てくれていたと思うんですけど、ひらがなけやき(けやき坂46)のときからここまで頑張ってくれていたし、おつかれさまとありがとうの言葉をかけたいなと思います」と、労いの言葉を送った。
最後は宮田を含むメンバー32人で「JOYFUL LOVE」を歌唱。会場が虹色のペンライトで染まる中、メンバー全員がアリーナや2階スタンドをトロッコに乗って回遊し、笑顔を振りまきながら2時間半にわたる2022年最後のライブを締めくくった。
3月の東京ドーム公演や夏の『W-KEYAKI FES. 2022』、秋の全国ツアーとライブの印象が強かった今年の日向坂46。来年も2月の『四期生「おもてなし会」』や、4月1〜2日に横浜スタジアムでの開催が決定した『4回目のひな誕祭』とすでに大きなライブやイベントが控えている。四期生という新たな個性を得た日向坂46が2023年、どんな化学反応を起こすのか。我々が想像もし得ない未来を見せてくれることを期待したい。
■セットリスト
日向坂46『ひなくり2022』
2022年12月18日(日)有明アリーナ
00. Overture
01. 月と星が踊るMidnight
02. 青春の馬
03. ときめき草
04. アディショナルタイム
05. ママのドレス
06. My god
07. 世界にはThank you!が溢れている
08. Right?
09. 孤独な瞬間
10. ブルーベリー&ラズベリー
11. 一生一度の夏
12. HEY!OHISAMA!
13. 君しか勝たん
14. ドレミソラシド
15. 誰よりも高く跳べ!2020
16. キツネ
17. 知らないうちに愛されていた
<アンコール>
18. キュン
19. JOYFUL LOVE
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