Deep Sea Diving Club、macicoとTHREE1989迎えた3マン リラックスしたバイブスに満ちた『SEA SIDE PARTY vol.1』

DSDC『SEA SIDE PARTY vol.1』レポ

 アンコールでは「フーリッシュサマー」「Left Alone feat. 土岐麻子」に続く「東京三部作」のラストだと紹介してこの日リリースとなった「Miragesong」を披露。洗練されたサウンドもさることながら、日本人の琴線に触れる美しいメロディが心に迫るウィンターソングで、ドラマティックな照明の演出も相まってとてもいいムードを生み出していた。三部作の他の2曲と並んで、いやもしかしたらそれ以上に、彼らの代表曲として受け入れられていくのではないかと思う。

 そして来年2月11日にFIVE NEW OLDとの2マンライブ(下北沢ADRIFTでの『SIMCITY presents~FIVE NEW OLD x Deep Sea Diving Club~』)が決まったことをアナウンスする谷。彼はFIVE NEW OLDの大ファン(「追っかけをしていた」と言っていた)だそうで、話している間も興奮気味だ。フロアからも祝福の拍手が送られるなか、ついにライブは最後の曲。会場一体となって最高の空気を生み出したのは「CITY FLIGHT」だ。これぞDeep Sea Diving Clubといえる心地よいメロウファンク。谷は最後まで伸びやかな声を響かせ、メンバーもこの夜を楽しみ尽くそうとでもいうかのように全力のプレイを展開する。お客さんはもちろん、フロアで見ていた共演者もしっかり踊らせて、『SEA SIDE PARTY vol.1』は幕を下ろしたのだった。

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