声優とジャニーズ、ラブコール送り合う関係性が生まれる理由は? 寺島拓篤、宮野真守らのエピソードを紹介

 そのほか、2019年には歌手としても活発に活動する宮野真守とジャニーズJr.のグループ・HiHi Jetsが『うたコン』(NHK総合)にて共演。宮野はのちに自身のラジオ番組『宮野真守のRADIO SMILE』(文化放送)にて、リハーサルで隣に座っていたHiHi Jetsの髙橋優斗に、『七つの大罪』(毎日放送・TBS系)にて宮野が演じた「ギルサンダーが大好き」と伝えられたことを明かし、「爽やかでいい子だったな。若い子が見てくれてるんだなと。幸せな気持ちになりました」とコメントする場面もあった。

 下野紘と嵐の相葉雅紀も大の仲良しとして知られている。元々下野は好きなミュージシャンに嵐を挙げていたそうで、相葉は『進撃の巨人』(NHK総合)を見た際に下野の演じるコニーの声に惹かれたのがきっかけで好きになったという(※3)。その後2人はラジオ番組での共演を果たしたほか、互いに自身の番組内で言及するなど、プライベートでの仲の良さが窺える。

 上記で取り上げてきたほかにも多くのジャニーズと声優とのエピソードがあるが、彼らの出会いは偶然の共演をきっかけにして仲を深めるよりも、対面する前から互いの作品に触れてファンになり、熱望により共演に繋がるという例が多い。

 元はと言えば裏方からキャラクターに命を吹き込む声優と、表舞台に立ってステージでパフォーマンスを繰り広げるジャニーズ。同じエンターテインメントではあるものの、一見すると真逆な業種でもある。異なる方法で表現を追求する存在だからこそ彼らは互いに興味を持ち、惹かれる部分も多いのではないだろうか。また、声優が歌手活動をすることが増加している一方、ジャニーズが声優業に進出することなども増えてきている昨今。両者の活動範囲は、個人差はあれど、歌や演技など重なる部分もある。活動場所の違い、そしてそれぞれの広い活躍によってもたらされた共通点。それらが、より深い互いへの興味とリスペクトを生み出し、各所で熱烈なラブコールが行き交っているのではないだろうか。

(※1)https://news.1242.com/article/215247
(※2)https://www.fujitv-view.jp/article/post-347138/
(※3)https://news.radiko.jp/article/edit/48740/

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