Kis-My-Ft2 宮田俊哉、夢を叶えた飛躍の1年 一ノ瀬トキヤとの共演など新境地開拓した活動の数々

 本日9月14日に33歳の誕生日を迎えたKis-My-Ft2の宮田俊哉。今や彼の名前はジャニーズファンに留まらず、アニメファンへも広く浸透している。グループとしてデビュー10周年を迎えた今年は宮田にとっても大きな飛躍の年になったように思う。本稿では宮田の誕生日に寄せて、この1年におよぶ活躍の軌跡を振り返ってみたい。

声優デビューとコラボ楽曲で夢を叶えた1年

 「ジャニーズのアイドルでありながらアニメオタク」という宮田のスタンスは、当初ジャニーズファンの中にも衝撃が走ったことを記憶している。2013年、『ジェネレーション天国 2時間スペシャル』(フジテレビ系)に出演した宮田は「『(週刊少年)ジャンプ』読まないんだったら日本から出てけよ」「僕は『HUNTER×HUNTER』を読むために生まれてきた」と堂々と宣言。また、その後もTVやラジオ、雑誌のインタビューでも自らのアニメ愛を熱く語ってきた。ちょうどその頃からアニメのイベントやライブ会場、コミケなどでグッズを買うため、一般の人たちと同じく参加していたなどの目撃情報も重なり、アニメ界隈でも次第に宮田の地位が確立されていった。そして昨年、遂に映画『劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~』のバージェス・オルセン役で本格的にアニメ声優デビューを果たし、同作に続く声優としての活動も期待したいところだ。

 またかねてから『うたの☆プリンスさまっ♪』(以下『うた☆プリ』)の熱狂的なファンである宮田だが、今年同作に関する夢も現実のものとなった。作中に登場する男性アイドルグループ・ST☆RISHに所属するクールなメンバー、一ノ瀬トキヤとのコラボレーションした楽曲「Nemophila」が発表された。作曲は音楽プロデューサーの上松範康(Elements Garden)が、作詞は宮田と一ノ瀬が手掛けている。Kis-My-Ft2とST☆RISHのデビューが共に2011年、メンバーカラー(イメージカラー)が紫などの共通点から、2人のプリンスによるコラボとして注目を集めていた。実際に紫をイメージした2人がシンクロするMVが公開されると、SNS上ではジャニーズファン、『うた☆プリ』ファン双方から歓喜の声が上がっていたのも記憶に新しい。なお、フルサイズのMVについては、9月15日にリリースされるKis-My-Ft2の28枚目シングル『Fear / SO BLUE』の初回盤Aに収録されている。

宮田 俊哉 (Kis-My-Ft2) feat. 一ノ瀬トキヤ (ST☆RISH) / 「Nemophila」Music Video]

 ちなみに、宮田は先日さいたまスーパーアリーナで行われた『Animelo Summer Live 2021 -COLORS-』でもレポーターとしてフェス1日目の模様を熱く実況するなど、アニメ業界全体における活動の幅を広げ続けている。

 宮田は、今では“宮田ニキ”(宮田アニキの略)として二次元ファンからも“ガチ”と認められる存在である。それは自分の“好き”を貫き、アニメとそのファンに対するリスペクトを忘れない宮田の一途な姿勢から生まれたものであろう。それは、宮田自身のファンも“推し”である“嫁”を愛する彼の気持ちを理解しているからこそだと思う。

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