King & Prince、AKB48……ハイレベルなアイドルダンス、なぜバズる? プロたちの“踊ってみた”動画も要因に
「根も葉もRumor」は、AKB48の公式アカウントが各メンバーによるダンス動画を投稿しているほか、Da-iCEやつばきファクトリー、モーニング娘。'22、クリエイター集団のYDK Apartmentなどがダンスカバーを投稿している。「ichiban」は本人たちの公式アカウントはもちろん、振付を担当したRIEHATA本人やINIの田島将吾と木村柾哉、BE:FIRSTのSOTA、MANATO、RYUHEIや、AKB48の本田仁美などが次々とダンス動画をアップした。
@da_ice_official #根も葉もRumor / #AKB48 (@akb48_official_tiktok)を 3人で #踊ってみた !!#どえらいダンス#どえらいチャレンジ#ウィッチウェイチャレンジ#lockdance #dance#Da_iCE #工藤大輝 #花村想太 #和田颯 @hayate_w
@official__ini
また、公式YouTubeにダンスプラクティス動画が投稿されると、それを参考にした全国のダンス経験者やダンス部などによるカバー動画も増加。難易度の高いダンスに挑戦し、「難しい」「アイドルってすごい」というコメントとともに投稿された動画も数多く見られる。
レベルの高いダンスに挑戦する人が急増したことで流行したこの2曲は、ここ最近の世間のダンスへの注目度の高さや、アイドルやダンスグループが積極的にTikTokを用いている現状をよく表している。「ichiban」の振りでは「1」を指で表現しながら動く踊りが取り入れられていたり、「根も葉もRumor」では片足ずつ交互に上げる特徴的な振り(=ウィッチウェイ)など、一目見て楽曲が分かるような特徴とキャッチーさを持ち合わせているのも、バズを引き起こした要因の一つだろう。
King & PrinceもAKB48も、デビュー以前からダンスの練習を積み重ねてきたグループだ。そんな彼らが本気でダンスパフォーマンスに打ち込む姿が、見ている人々のチャレンジ意欲を煽ったのかもしれない。
真似しやすく、気軽に流行に参加できるだけでなく、真似したいと思わせるようなコンテンツ。そんな刺激的な要素が、これからバズを生み出すことになっていくのではないだろうか。