King & Prince、KREVA提供曲「ichiban」で打ち出す新機軸 パワー溢れるダンスと遊び心がポイントに

 4thアルバム『Made in』の発売を6月29日に控えるKing & Prince。6月5日にはリード曲である「ichiban」のMV(YouTube Edit)が公開され、現在までに動画再生数600万回と好調な伸びを記録している。

 「ichiban」は、KREVAが作詞・作曲を手掛け、振付はRIEHATAが務めた。サウンドは箏などの繊細な和を取り入れたのに対して、ダンスではKing & Princeの強さを見せる。

King & Prince「ichiban」YouTube Edit

 同MVでは、天に向かって真っすぐに伸びる竹や、満月を思わせるセット、真っ赤に照らす提灯など、日本の美を取り入れたセットで世界観を演出。色彩豊かな雰囲気が和のサウンドとマッチしている。それらをバックに、圧倒的なダンスパフォーマンスで魅了するのが彼ら5人だ。

 クールな表情で、待ち構えるようにしてカメラを見つめる5人。表情からも強気な一面が伝わってくるのだが、〈まさかのまさか〉と歌ったり、時折メンバーが目を合わせて微笑んだりする様子には、肩の力の抜けた心の余裕さえ感じる。

 音ノリが良く、歯切れの良い歌詞に、振付もまたリズムを細かく拾っていく。滑らかに全身を動かす大きな振り付けもあれば、〈ichiban〉で口元に指を当てたり、〈まだまだ〉では両手を広げてみせたり、歌詞とリンクさせながらキュートな遊び心も盛り込まれている。月を彷彿とさせる丸い照明を背に歌うシーンは、まるで満月に咆哮する狼のよう。

 平野紫耀、髙橋海人、神宮寺勇太が重厚な声色を響かせ、永瀬廉と岸優太の透明感を含んだ歌声が続くなど、これまでに聴かせてきた歌声とはまた違った声色が、和のサウンドと馴染むようにして響いている。その表情も細かく変わり、全員が俳優として培ってきた表現力も込められている。

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