Girls²、9人の個性とハーモニーで届けたファンへの感謝 デビュー3周年アニバーサリーライブをレポート

Girls²、3周年ライブをレポート

 6月25日、Girls²が『Girls² 3rd Anniversary Live ‐ダイジョウブ‐』を開催し、Huluストア配信も含めて10,000人以上が観覧した。

 ライブ翌日にデビュー3周年を迎えたGirls²。これまでの活動を振り返るようなオープニング映像で多岐に渡る楽曲を振りかえったのち、デビュー日である「2019 6 26」の数字とライブタイトル「ダイジョウブ」の文字が映される。それが合図となってステージにメンバーが現れ、デビュー曲「ダイジョウブ」を披露してライブは開幕した。弾けるようなパフォーマンスを見せ、パワフルな「恋するカモ」「#キズナプラス」とさらにテンポを上げながらフレッシュなダンスと歌を届ける。メンバーによって色も形も異なる衣装を身にまとって、全員の動きがよく見える横並びでのパフォーマンスを見せることで、グループとしての統一感以上に9人それぞれの個性や魅力からグループが成っていることがよく表されている。「#キズナプラス」の〈誰よりもカワイイ声で〉〈背伸びしてかっこいい声で〉〈大きな声で聞かせてよ〉という、様々な性格やキャラクターを肯定するような歌詞でもそんなグループのカラフルさを感じさせた。

 MCにて、口々にアリーナの広さに感激し、緊張していると話した彼女たち。スティックバルーンを振って反応するオーディエンスに「盛り上がっていきましょう!」と声をかけると「Chu‐Lu‐Chu‐Chu」へ。華やかかつパワーのあるパフォーマンスで魅了する。女の子を楽しもうと歌うキラキラとした応援ソング「Party Time!」、ラップを交えて激しく踊る「Enjoy」、仲間と恋を歌う爽やかな歌詞と瑞々しくキレのいいダンスがマッチした「ABCDEFガール」と次々に楽曲を披露した。

 一変して、「私がモテてどうすんだ」「Juga Juga JUNGLE」では大人びた表情を見せる。特に重低音が迫力を醸すビートに乗せた力強いラップ、間奏での挑戦的なまなざしを覗かせた激しいダンスで印象を変えた「Juga Juga JUNGLE」終盤には、小田柚葉、鶴屋美咲、小川桜花、増田來亜、菱田未渚美、山口綺羅の6人がステージの両サイドでソロダンスを披露。これまでにない激しさと妖艶さでダンススキルの高さを見せた。その後ステージ中央に現れたのは、隅谷百花、原田都愛、石井蘭の3人。隅谷がソロボーカル、原田と石井がダンサーとなる形で「スキップ!」を披露した。「大事なモノ」では、増田、菱田、小田の3人が歌を届ける。鶴屋、小川、山口による「あなたがくれた奇跡」は山口のソロダンスからスタートし、鶴屋と小川が柔らかく透き通ったファルセットを響かせる。2人の奏でるハーモニーが中央で踊る山口のコンテンポラリーダンスの上品さを惹きたて、儚く美しいステージを作り上げた。

 再び全員が揃った「Flutter」では、白で統一した衣装の柔らかい印象が〈恋心 舞い上がれ〉という歌詞とマッチし、繊細なパフォーマンスを作り上げる。短いSEののち、カラフルな衣装を着用したメンバーは「STARRRT!」「RingRing」「チョコモーモー」などをメドレーにして次々と繰り広げる。「弾心」では小田がアクロバットを見せ、会場を湧かせるシーンもあった。

 1人ずつこの日の公演の感想と感謝を語ったメンバーは、「みなさんにありがとうを伝えるために選んだ曲です。一人ひとりに届けられるように」と「ありがとう~ひとことあなたに~」を披露。温かい楽曲に乗せて感謝を伝えた。

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