『We are Girls²』インタビュー
Girls²、大人っぽく成長遂げて叶えたい夢 思い出とチャレンジが詰まった1stアルバムを語る
Girls²が待望の1stアルバム『We are Girls²』を1月12日にリリースした。2019年のメジャーデビューから約2年半。これまでリリースしてきた13曲に加えて、新曲「80’s Lover」を含む全15曲を収録した本作は、フレッシュ&元気いっぱいな9人が、グッと大人っぽく成長した姿を感じさせる仕上がりとなった。
2021年11月に念願だった初ソロツアーを完走したことで、さらなる躍進を見せたGirls²。1stアルバムを通して振り返った自分たちの歩み、久しぶりの有観客ライブで感じたことについて、小田柚葉、増田來亜、原田都愛の3人が代表してインタビューに答えてくれた。(佐藤結衣)
Girls²の“これまで”が全部知れるアルバムに
ーー待ちに待った1stアルバムですね。皆さんの心境はいかがですか?
増田來亜(以下、増田):EPという形ではたくさんリリースしてきたんですけど、アルバムとしてこれだけの楽曲が入っているというのは初めてなので、私たち自身もすごくワクワクしました。
原田都愛(以下、原田):初回限定のダンス盤とライブ盤には、MVやツアーのライブ映像も入っているので、「Girls²ってこういうダンスをしているんだな」とか「こういうライブをしているんだ」みたいなことも知ってもらえるアルバムになったと思います。
小田柚葉(以下、小田):これまでリリースしてきた曲に加えて「80’s Lover」と「人人人生紹介ソング」の2曲も新曲として収録されていますし、これからGirls²を知るという方も、ずっと応援してくださった方も、皆さんに楽しんでいただける、Girls²の全部が詰まったアルバムになりました。リリースすることができて嬉しいです。
ーー『ガールズ×戦士』ドラマシリーズからすると、すごく大人になった姿を感じられるジャケット写真ですね。皆さんの中でも「成長したな」と感じることはあるのでしょうか?
増田:そうですね、やっぱり変わったなと思うのは(菱田)未渚美かな。成長を一番感じられる年頃というのもあると思うのですが、もともと身長がすごく小さかったので、背が伸びてすごく大人になったなって思います。
原田:うんうん!
小田:來亜もデビュー当時に比べて、すごくシュッとしたよね。もともとかわいいけど!
増田:ありがとう(笑)。
ーー先ほど、MVやツアーのライブ映像も収録されているお話がありましたが、なかでも注目してほしいシーンがあれば教えてください。
小田:ライブ盤Blu-ray/DVDに入っているツアー映像で「チョコモーモー」を歌ってるシーンを観てほしいです。あの曲を歌っているとき、私的に一番楽しんでいるので(笑)。
原田:私は今回のライブで初めて披露した「Dance Tracks」に注目してほしいです。 私は(石井)蘭ちゃんと一緒に好きなJ.S.B basicというジャンルをやらせてもらったんです。想像よりも難しかったのですが、すごく頑張ったのでいっぱい観てほしいです。他にもハウスやヒップホップなど、結構いろいろなジャンルが詰まっているので、観ていて楽しいと思います。
ーー皆さんに憧れてダンスを頑張っている人たちも、参考になりそうですね。
原田:そうだったら嬉しいです!
増田:私はダンス盤のBlu-ray/DVDにも注目してもらいたいですね。「ダイジョウブ」などの懐かしいMVも入っていて、歌い方やダンスの仕方も今とは全然違っているので、ぜひ楽しんでもらえたらと思います。正直、録り直せるなら録り直したいっていうのが本音なんですけど(笑)。
小田:私も録り直したい! 〈ダイジョウブ〉って歌ってる自分の声がすごく幼くて恥ずかしいから(笑)。
「できるかな?」「まさか自分が?」とチャレンジだらけの新曲2曲
ーー懐かしいと思えるMVと並んで、最新曲「80’s Lover」が収録されているのも感慨深いですね。この曲はGirls²の新しい一面を垣間見たように思えたのですが、皆さんはどのような印象を持ちましたか?
増田:最初に聴いたときは洋楽っぽいなと思いました。最近リリースするたびに雰囲気の異なる楽曲にチャレンジしてきましたが、今回の「80’s Lover」はまたGirls²の印象を変える曲になるといいなと思います。
原田:大人っぽいし、最初は「この曲できるのかな?」ってちょっと不安になりました。でも実際に踊ってみたら初めてな感じがしなくて、すごく不思議な楽曲です。ライブでは、元気な曲から「80’s Lover」になると、テンションの切り替えに戸惑いそうになりますけど(笑)。
小田:私はそれこそ「チョコモーモー」のようなポップな曲も好きなので、「80’s Lover」みたいな大人っぽい楽曲をやるときは表現の仕方が難しいなと思っています。歯を見せて笑わないように、心をクールに保つのが大変ですね。
ーー公式YouTubeチャンネルではMVも公開されましたけど、ファンの皆さんからの反響を見ていかがでしたか?
小田:「かわいい」よりも「カッコいい」というコメントが増えたように感じますね。
増田:コメントをチェックすると、コンセプトがしっかり伝わってるのがわかって嬉しいです。
ーーもう1曲、「人人人生紹介ソング」もまた新しいアプローチで面白かったです。歌詞がメンバー紹介になっていますが、どのようにでき上がった作品なのでしょうか。
増田:歌詞については、「これがメンバー紹介ソングになるから」とアンケートに答えるところから始まりました。そこで出てきた文言を参考にしながら、ボカロっぽい楽曲に合わせて作家さんが作ってくださったんです。それから、最初は他の人がメンバーを紹介するのかと思ったら、自分で自分を紹介するスタイルだということがわかって。 歌詞だけもらったとき「誰が誰の紹介をするんだろうね」って盛り上がってたのに、「え、自分で?」と驚きました(笑)。
小田:私の〈前髪命 アクション女優が憧れ〉っていうのはまだいいんですけど……。
原田:私の〈愛され都愛だよ〉って自分で言っちゃうのは、若干恥ずかしいんですよね(笑)。
小田:蘭の〈いじられキャラ蘭 ダンス別人〉とか、(山口)綺羅の〈ダンスキレキレ〉とかも少し気まずそうでした(笑)。
ーー自画自賛みたいになるのは少し照れますよね。
増田:でも、レコーディングしたら一周回って面白くなったので、皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。
小田:メンバー紹介パート以外も〈ぺこりんちょ〉とか〈キリマンジャロ〉とか歌詞が面白くて。最初は家で練習しているとき恥ずかしさもあったんですけど、それは捨てて思い切り楽しんでます。テンポが速くて息切れがすごいので、皆さんにも歌って挑戦してほしいですね(笑)。