THE RAMPAGE 陣&川村壱馬&山本彰吾、5周年で確立された16人ならではの輝き方 Jr.EXILEで挑戦したいことも明かす

THE RAMPAGE、5周年インタビュー

「Jr.EXILEはライバルではなく、一緒に盛り上げていこうという感覚」(陣)

ーーでは続いてJr.EXILEについて。壱馬さん、THE RAMPAGEがJr.EXILEから得たものと、近年の4組での活動に対する印象を教えてください。

川村:個性豊かな4組の中でもTHE RAMPAGEは人数も多いですし、コンセプト的にも「俺らは俺らだから」っていう意識が強いグループだと思うんですよね。だからこそ、Jr.EXILEとしての活動に参加した時に個性が光りやすいなと思っていて。特に『BATTLE OF TOKYO』は、個人的にもROWDY SHOGUNのLUPUS(壱馬の分身的キャラクター)を演じるような感覚で参加していますし、演技経験や戦闘力といったTHE RAMPAGEの強みを大いに活かせるプロジェクトだと思います。逆に『BATTLE OF TOKYO』での経験がメンバーの個人活動に活かされる場面も多いですね。その一方で、最近はJr.EXILEの楽曲「金色のバトン」がNHK『みんなのうた』に起用されていますが、自分も子どもの頃に観ていた番組なので、決まった時はかなり驚きました。

ーーTHE RAMPAGE(暴れん坊を意味するグループ名)と『みんなのうた』って、ちょっと距離がありますもんね。

川村:そうですよね(笑)。THE RAMPAGE単体だったらなかなか実現しなかったことだと思うので、Jr.EXILEでやることでTHE RAMPAGEにも興味を持ってもらう良い機会になったらいいなと思っています。

ーー他の3グループに対して、陣さんが魅力を感じるところはどこですか?

陣:まず、GENERATIONSさんは僕らの1つ先輩ですけど、“EXILE TRIBEとはこういうもの”っていうイメージを超えて活動している、型にはまらないグループだなと思いますね。バラエティ番組での活躍もそうですし、ライブも「今までのLDHだったら、この案は出ぇへんよな」っていうぶっ飛んだ演出があったりするんですけど、それを実現してしまうGENERATIONSさんの柔軟さや突破力がすごいなと思っていて。僕らもオリジナリティを出したい時に参考にさせてもらっています。FANTASTICSはデビュー順では1つ後輩にあたるんですが、Jr.EXILEの中で特に難しいグループだと思いますね。

ーーと言いますと?

陣:彼らはEXILEの兼任メンバー(世界、佐藤大樹)がリーダーとなってパフォーマーを集めて、後からボーカルが入ってきたっていう、今までのEXILE TRIBEとは違う成り立ちのグループですし、グループとしても個人としても、抱えているものが多いと思うんです。でも昨年、世界さんと大樹以外の6人で行った舞台『BACK TO THE MEMORIES』を観に行ったら、さまざまな苦悩や葛藤を乗り越えて頑張っていこうという彼らの意気込みが伝わってきて。そんなメンバーをフックアップしていきたいというリーダー2人の気持ちも、僕は傍で感じているので、このメンバーならではの一体感や「これからどういうグループに育てていくんだろう?」っていう期待も含めて、すごく魅力的なグループだなと思っています。

 そしてBALLISTIK BOYZはリーダーを作らず、メンバー7人が一列になって進んでいくというグループで、“全員がマイクを持ってパフォーマンスする”という新しいスタイルが武器ですよね。ただ、彼らはまだ若いですし、“ボーカルがいて、パフォーマーがいる”というLDHの定番から一歩外に踏み出して、新たな道を切り拓いているからこそ感じている悩みもあったりするんだろうなと思うんです。でも6月から始まる対バンツアー『THE SURVIVAL 2022 〜BALLISTIK BOYZ vs MA55IVE〜 × PSYCHIC FEVER』で、いろいろなことをスポンジのように吸収して課題を解決していって、これからもっとレベルアップしたライブを届けてくれるんやろなって思うと、楽しみでもあり、Jr.EXILEの仲間として頼もしくもありますね。

THE SURVIVAL 2022 〜BALLISTIK BOYZ vs MA55IVE〜 × PSYCHIC FEVER 開催決定!!

ーー陣さんにとって、Jr.EXILEの他のグループはライバルではなく、あくまでも仲間という認識なんですね。

陣:THE RAMPAGEのメンバーに対してもそうなんですけど、僕はあまりライバル意識を持つのが好きじゃないんですよ。変に敵視して「あっちのグループがやっていないことをしよう」って思い始めたら、どんどん道が狭まっていきますし。たとえ同じことをやっていても、やっている人が違ったら全く別物になると思うので、「一緒にLDHを盛り上げていきましょう!」という感覚で接しています。

山本:僕も陣さんと同じ感覚ですね。THE RAMPAGEのライブを作る際は、ガンガン口を出してるんですけど、『THE SURVIVAL』の現場では先輩として先導しようとか、威厳を保とうとかは考えていないし。良い意味で、肩の力が抜けてるなって思います。

川村:『THE SURVIVAL』なのに(笑)?

山本:『THE SURVIVAL』なのに(笑)。そもそもMA55IVE自体が、今の僕にとってはストレス発散の場所みたいになっているので、「最高のライブを作ろうぜ!」じゃなく、「面白そうなことを一緒にやろう!」っていう気持ちが強いんですよ。特にBALLISTIK BOYZはそういうノリが合うグループで、僕が「こういうことやったら面白そうじゃない?」って聞いたら「確かにー!」って乗っかってくれるので、一緒にやっていて楽しいですね。そこにPSYCHIC FEVERも加わって、新しいグループができたみたいな雰囲気で、仲良くリハーサルを進めています。

ーー『THE SURVIVAL』を通して、先輩・後輩の垣根を超えた新たな絆が生まれているんですね。

山本:BALLISTIK BOYZもPSYCHIC FEVERも今まで全然話す機会がなかったんですけど、いざ話してみたら良い子たちばっかりだったので、これからは積極的に仲良くしていきたいなって思いました(笑)。あと、僕らがØMIさんのライブでオープニングアクトをやらせていただいたように、いずれはTHE RAMPAGEのライブも、今後増えていく後輩グループにとってのステップアップの場になればいいなと思うので。MA55IVEや僕がそういった子たちと深く関わることで、THE RAMPAGEとの架け橋になれたらいいなと思っています。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

Jr.EXILEメンバーとの交友関係

ーーちなみに、陣さんはGENERATIONS・中務裕太さんのガチオタクであることが有名ですが、他にJr.EXILEで親しいメンバーを挙げるとしたらどなたですか?

陣:ガチオタって……!(一同笑)。たしかに、裕太さんはもう10年以上の付き合いですからね。先輩というよりは、お兄ちゃんとか師匠みたいな存在です。裕太さん以外やったら、(小森)隼さん(GENERATIONS)とも2人でご飯に行きますね。4月28日が僕の誕生日だったんですけど、プレゼントももらいました。仕事の話もたくさんしますし、お互いグループのトーク担当みたいな立ち位置として『Dreamer 乙』(テレビ東京系)のMCも2人でやっているので、かなり距離が縮まりました。

 あと後輩だったらFANTASTICSの(中島)颯太。颯太は僕がボケたりツッコんだりするのがすごく心地良いらしくて、よくご飯に誘ってくれるんですよ。2人とも大阪出身なので波長が合うみたいで、ずっとくだらない話をしてます。彼がEXPGの生徒だった頃に、僕が大阪校でレッスンを受け持ったこともあるみたいだし。そんな繋がりもあって、最近は(神谷)健太とBALLISTIK BOYZのまっさん(砂田将宏)と颯太の4人でカニを食べに行きました(笑)。

ーー壱馬さんの交友関係はどんな感じですか?

川村:僕もGENERATIONSのみなさんには以前から良くしていただいていますし、特に(佐野)玲於さんとはよく飲みに行くんですけど、正直なところ、後輩とはあまり交流がないですね。

ーー壱馬さんは、EXILE TAKAHIROさんとか、三代目JSBの登坂広臣さんとか、尊敬する先輩に懐くタイプですもんね。

川村:おっしゃる通りです(笑)。ただ、僕自身が「この人についていく!」「この人から学ぶんだ!」っていう気持ちで熱意を持って人と接するタイプなので、そういう姿勢で慕ってくれる人に対しては、自分も真剣に応えたいと思いますね。ただの先輩後輩ではなく、リスペクトし合えるアーティスト同士として、良い関係を築けたらいいなって思います。

ーー『THE SURVIVAL』のように合同でライブを作っていく機会が増えれば、新たな共通点も見えてきたりして、これまで関わりのなかったメンバーともグッと距離が縮まるんじゃないでしょうか?

山本:そうなったらいいですよね。共通点といえば、最近(関口)メンディーさんと話していたんですけど、Jr.EXILEってラップ好きなメンバーが多いんですよ。GENERATIONSにはメンディーさんや(白濱)亜嵐さんがいて、THE RAMPAGEには壱馬やMA55IVEがいて、BALLISTIK BOYZにはラッパーが3人いて……っていう環境なのに、意外と一緒にラップをする機会がないんです。それってもったいないじゃないですか。だったら、例えば『BATTLE OF TOKYO』のステージで、10人くらいのマイクリレーをしたら面白いんじゃないかな? とか。まだ構想段階ではありますけど、そういったアイデアもいつかJr.EXILEで実現できたらいいなと思っています。

陣:グループ同士のコラボもいいけど、グループの垣根を超えたメンバーの組み合わせが見られるというのもJr.EXILEの面白いところですからね。ファンの方にとっても特別感のあるプロジェクトだと思いますし、参加している僕らも戦隊ヒーローの最強コラボみたいでワクワクします(笑)。しかも『BATTLE OF TOKYO』の本格始動に伴い、僕らのアバター(アニメキャラクター)を用いた演出が可能になったりして、やれることもやりたいことも一気に増えたので、今後のJr.EXILEの展開にも期待していてほしいなと思いますね。

川村:そしてTHE RAMPAGEとしては、この先もTHE RAMPAGEらしく貪欲に誠実に、16人で突っ走っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / RAY OF LIGHT (MUSIC VIDEO)

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