乃木坂46と東京03のコントはなぜ人気? 齋藤飛鳥×飯塚悟志、遠藤さくら×角田晃広……CMから生まれた名コンビ
乃木坂46と東京03が出演するWeb動画「乃木坂毎月劇場」が3年目に突入した。
「乃木坂毎月劇場」は、2020年5月よりサンヨー食品のカップ麺ブランド「カップスター」のプロモーションとして公開されているコメディムービー。2021年3月まで全11話に渡ってシェアハウス「ノギ荘」の日常を描いたシーズン1、2021年6月から2022年3月まで全15話にて広告会社を舞台にしたシーズン2「しゃべる奴らは、ハラが減る。」に続き、4月6日よりスタートしたのがシーズン3「ノギマートの日々」である。
これまで乃木坂46は様々な企業とのタイアップ動画を公開してきているが、その中でも「乃木坂毎月劇場」は再生回数100万回を超える動画も多く存在する人気コンテンツに数えられる。その理由として挙げられるのが、乃木坂46と東京03の親和性の高さだろう。
シーズン2最終回直前の第14話にて、与田祐希が東京03との関係性について「距離が縮まっている」と話しているように、この2年間でお互いの関係性は目に見えて近くなっている。その象徴と言えるのが、シーズン1からシーズン3まで数少ないレギュラーとして出演している齋藤飛鳥と東京03の飯塚悟志である。
「乃木坂毎月劇場」はアドリブ満載の本格的なコントパートとアフタートーク的な実食トークパートに分けられている。コント上のキャラ設定ではあるもののすぐに口喧嘩となっていたシーズン1で飯塚は「齋藤さん」と呼んでいたが、シーズン2では自然とその呼び方が「飛鳥ちゃん」(第12話から)へと変化。シーズン3ではついに父と娘の親子設定となり、コント上ではあるが飯塚本人もびっくりの「飛鳥」呼びへと発展している。第1話冒頭で2人が楽しそうに笑い合う姿は、なんとも微笑ましい。
そして、齋藤ともう一人、全シーズンを通して登場しているのが遠藤さくら。まだコントに慣れずにいたシーズン1と比べるとナチュラルな演技へと成長している。そんな遠藤をいつも笑わせているのが、東京03の角田晃広だ。笑い上戸な遠藤は特に角田がツボらしく、シーズン2の第2話で角田が発する“おじいちゃんボイス”に笑いすぎてNGを出してしまったほど。その後も所々で遠藤のゲラが発動しているが、そんな彼女が笑いを堪えてコントの役に徹したのが第13話。“普通な私”だとモノローグに入る遠藤のバックで、角田は熱くアコースティックギターを弾き語る。第14話の座談会では、角田がコント内で披露した楽曲「オシャレなTシャツ」のコード譜を遠藤が受け取り「いつかやろうね」と2人での演奏を約束したことを明かしている。