King & Prince、バラエティで見せる体当たりの奮闘 ムチャぶりを笑いに変える技量と愛されるキャラクター

 焚き火を囲みながら4年間を振り返ったメンバー。平野が「短かった4年間だった」と言えば、髙橋は街で声を掛けられる機会が増えたと反響を喜んだ。神宮寺と岸は4年間の自身の成長ぶりをしみじみと語り、永瀬も「企画の中でやってきたことは、絶対今後どこかに生きてくる」と番組を通して自身の成長を実感したようだった。

 様々な企画に挑戦したり、汗を流して奮闘したりする彼らの姿には、パワーをもらったり笑わせてもらったり。頑張る人を素直に応援したくもなった。そんな朝の時間帯に相応しい、爽やかで前向きな気持ちにさせてくれる時間だった。

 デビュー時から出演してきただけに、ファンはもとより幅広い視聴者にグループ名、メンバーの顔と名前が浸透し、その奮闘や成長はきっと記憶にも残っていることだろう。最終回で特に印象的だったのが、食事の前には「いただきます!」と元気なメンバーの声が聞こえ、番組の最後には全員揃って「ありがとうございました」と深々と頭を下げてコーナーを終えるその姿勢だ。なんとも気持ちの良い挨拶で、これも朝の顔として4年もの出演が続いた理由の一つではないだろうか。

 初の冠番組『King & Princeる。』が発表されたのがデビュー3周年を迎えた2021年。『ZIP!』の4年間で見せた、どんな球でも打ち返すような体当たりの奮闘は、冠番組へと繋がる橋渡しとなったはず。さらに4月2日の放送からは、時間も1時間へと拡大される。

 永瀬は自身のラジオ番組(※1)で、同番組についてムチャぶりや挑戦がある“ザ・バラエティ”だと評し、「このまま続けられたら色んなところで色んな面で成長できそう」と語った。バラエティらしいムチャぶり度高めな企画が目白押しだが、無理に作り込んだ様子もなく、ごく自然な流れで笑いが生まれているのがなんともKing & Princeらしい番組だ。デートコーデだけでも“カワイイ”と“笑い”を運んでくれる岸扮する“岸子”など、回を重ねるごとに面白さが増している。今後も共演者の劇団ひとりらのムチャぶりによって、メンバーのバラエティ力がさらに磨かれていきそうだ。

 さて、『Premium Music 2022』ではMCの永瀬を盛り上げるかのように、新曲「踊るように人生を。」をテレビ初パフォーマンスし、「シンデレラガール」も披露。さらにV6の楽曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」でアクロバットに挑戦と、King & Princeの活躍がたっぷりと見られそうだ。

※1:『King & Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)2月17日放送回

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