櫻坂46、4thシングル『五月雨よ』はキャリアの突破口となるか グループの“これから”に必要なことを考える

今ある原石を磨くことを怠ってはいけない

 もう一つは、メンバー個人の力である。いつの時代も人は人に興味を持ち、人のことを好きになる。興味を惹くメンバーがいればいるほど、それはグループ自体の引力に繋がっていく。個人が趣味や特技を活かして、それぞれがあらゆるフィールドで活躍することができれば、グループはさらに成長するに違いない。

 最近なら森田ひかるが長年のポケモン愛を実らせて、TikTokでコラボダンスを披露し注目を集めたのが良い例だ。センターを経験して力を蓄えた彼女が他業界と手を結び、企画の盛り上げに貢献したことは、巡り巡ってグループにも還元されていく。

 また、新しくメンバーを増やすのも一つの手だろう。「いつになるか分からないけど後輩が入ってくるのが楽しみ」という声が、つい先日メンバーからも聞かれた。新メンバー募集への気運がグループ内でも高まっているようだ。

 ただし、安易にメンバーを増やすのは諸刃の剣である。注目を集める手っ取り早い手段である反面、グループの成長を“新人頼み”にしてしまうことは肥大化を招くうえ、今在籍しているメンバーが持つ可能性から目を背けることに繋がりかねない。原石を集めるのもいいが、今ある原石を磨くことを怠ってはいけないのだ。

 現在卒業を予定しているメンバーを除くと櫻坂46は21名となる。欅坂46が急速な成長を見せた頃と同じ人数だ。今までの経験と実績からも、上記のようなことを獲得できればもう一度飛躍できるポテンシャルを持っているチームと言えるだろう。

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