櫻坂46は競争を望むか、望まぬかーー4thシングル『五月雨よ』選抜&フォーメーション分析
櫻坂46が4月6日に発売する4枚目のシングル『五月雨よ』の選抜メンバーを発表した。各メンバーのポジションは以下の通り。
<4thシングル表題曲フォーメーション>
後列:武元唯衣・松田里奈・井上梨名・土生瑞穂・関有美子・上村莉菜・大園玲
中列:守屋麗奈・小池美波・渡邉理佐・小林由依・藤吉夏鈴
前列:森田ひかる・山﨑天・田村保乃
表題曲センター:山﨑
カップリング曲センター:渡邉、森田
カップリング曲と合わせて3名のセンターによるマルチシステムや、前列と中列を合わせた8名を「櫻エイト」と呼ぶ制度はこれまでと同様に継続となった。変更点は、以前までの「6-5-3」というフォーメーションから後列に1名追加され、今作では「7-5-3」へと変化し、選抜の人数が増加している。
新センターは16歳の山﨑天
今作のセンターを務めるのは山﨑天。現在16歳でグループ最年少でありながら、すでにファッション誌『ViVi』の専属モデルを務める期待の若手メンバーだ。身長は公式発表によれば168.4cmだが、今もなお伸びているという。近年世界的にも高身長化しているアイドルグループの傾向に沿った令和スタンダードの新センターと言えるだろう。
山﨑は『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)で「(櫻坂46はデビューから)2年目なので、力を合わせていかなきゃいけない年になるんじゃないかなと思っていたので、そういうシングルにしたいなと思いますし、このメンバーで出来るのも最後のシングルですし、大切に大切に作っていけたらと思います」とコメント。大役の抜擢に焦る様子もなく、終始センターらしく落ち着いた雰囲気で話していた。
3名が新しく櫻エイト入り
フロントのメンバー構成に変化はなく、森田や田村といったセンター経験者は引き続き重要な位置をキープしている。一方で、新しく櫻エイト入りを果たしたのは守屋、小池、藤吉の3名。そのうち守屋は2020年に加入した2期生で、同時期に配属されたメンバーの中では櫻エイト入り一番乗りとなった。配属時期が遅れた彼女は、いっときは選抜外だったものの、今作では中列に選ばれており、着々と成長しているのが見て取れる。
また、今作の活動で卒業を発表している渡邉は、前作と同じくフォーメーションのちょうど中央となるポジションを維持。この位置は“心臓”とも呼ばれる場所で、ある意味でセンター級の重役である。さらに公式サイトによれば、彼女がセンターを務めるカップリング曲は全員参加の楽曲となるようだ(※1)。全員の思いを乗せて櫻坂46としてラストのシングルを力強く支えてほしい。