King & Prince、シングル表題曲で見せる王子様像とは対照的なクールな一面 全編英語詞の楽曲に注目
4月13日にリリースされるKing & Princeの9枚目のシングル『Lovin’ you / 踊るように人生を。』の詳細が発表され、早くも4月が待ちきれないというファンも多いはず。今回はダブルAサイドシングルで、「Lovin’ you」は平野紫耀が出演するコーセーコスメポート「ジュレームiP」のCMソングに、「踊るように人生を。」は神宮寺勇太が主演を務める4月期ドラマ『受付のジョー』(日本テレビ系)の主題歌に起用と、楽曲の発表だけに留まらないのが勢いあるKing & Princeらしい展開だ。
さて、シングルにはこの他にミディアムテンポの「My Sweeties」(初回限定盤A)、失恋を歌ったバラード「Endroll」(初回限定盤B)と大人な雰囲気のナンバーも収録。また、通常盤には初のツアー『King & Prince First Concert Tour 2018』で披露して話題を呼んだ「BANGIN!!」、そして全編英語詞のダンスナンバー「54321」が収録される。
King & Princeが歌う全編英語詞の楽曲では、いわゆるキラキラアイドルとはまた異なる一面がみられる。本稿ではこれまでにリリースされたKing & Princeの英詞曲を振り返りながら、その魅力に迫ってみたい。
2021年5月19日リリースの7thシングル『Magic Touch / Beating Hearts』の表題曲の一つ「Magic Touch」。振り付けはHip Hopの世界大会勝者メルビン・ティムティムが手掛け、YouTubeでは2タイプの映像と、Dance Practiceが公開された。MVでは楽曲にどっぷりと浸れるワイルドでクールな世界観を、一方の“Dance ver.”では彼らの魅力、ダンスを全面に打ち出した。
白いカジュアルな衣装の5人。大きく脚を開いたかと思えば、股関節から膝、足首と関節を滑らかに動かし、繊細にしなやかにリズムを刻む。足は確かに接地しているのにふわりと軽やか、まるで重力を操っているかのようだ。時折、首を傾げる仕草からは意志の強さと大人の色気が漂う。ストーリーを感じる精巧なダンスに、ダンスの面白さや魅力を教えてもらった。