木村拓哉、武田真治と若き日にタイムスリップ 音楽トークを通じて当時を振り返る

 クールに何事も卒なくこなしていくように見えて、実はつらい仕事もこなしている木村。そんな彼が「(体力的に)ヤバかった」というのが、2004年オンエアのドラマ『プライド』(フジテレビ系)だそう。すると、武田がこのドラマをきっかけに、主題歌「I Was Born To Love You」を歌うQueenの魅力が再認識されたと熱く語り出す。ドラマのヒットをきっかけに「Queenのベストアルバムが100万枚いったんだよね」とし、「あのドラマがなければ、映画『ボヘミアン・ラプソディ』もなかったんじゃないかって思う」という。ヒートアップする武田に「そ〜ぉ〜?」と冷静にツッコむ木村だったが、武田は「数字にして明示したのはあのドラマが大きかったと思うよ」と一歩も引かない。

Queen - I Was Born To Love You (Official Video)

 それだけの影響力があったとは自ら言わないものの、木村自身も「(「I Was Born To Love You」の)あの鍵盤がバーンって鳴る前が、氷の音に近いなって勝手に思ってて。いつもあれをガンガンで聴きながら現場に行って撮影したりはしてたけど」とパワーをもらえた曲だと懐かしむ。だが、次の瞬間「……いやいや、俺の話じゃなくて(笑)!」と自分にツッコミ。ゲストのFlowなトークを引き出したい木村と、旧友と音楽を語り合うノリで「いや、聞かせろよ〜!」と絡む武田の押し問答が実に微笑ましかった。

 音楽にはそれを聴いたシーンに連れ戻してくれる魔法の力がある。彼らが駆け抜けた20数年の日々は、きっと多くの人たちにとってもキラキラとした思い出とリンクしているのではないだろうか。音楽一つでいつの時代にも旅立つことができるミュージックトリップ。ぜひ木村と武田が語り合った数々の名曲と共に、久しぶりに懐かしい景色を眺めてみてはいかがだろうか。

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