なにわ男子も仲間入り V6、嵐、NEWS……個性豊かな11月デビューのジャニーズグループ
関西ジャニーズJr.のなにわ男子が、11月12日に待望のデビューを迎える。ジャニーズ全体では、2020年1月のSixTONES、Snow Man以来1年10カ月ぶり、関西ジャニーズとしては2014年4月のジャニーズWEST以来、実に約7年7カ月ぶりのCDデビューとなる。本稿では、なにわ男子も仲間入りを果たす11月デビューのジャニーズグループにフォーカスし、それぞれの活躍を振り返りながら、その魅力を考察してみたい。
デビューのきっかけは「バレーボールW杯」イメージキャラクター
11月1日、デビュー26周年を迎えた日に多くのファンに惜しまれつつグループの活動に幕を閉じたV6。彼らのデビューは『バレーボールワールドカップ』のイメージキャラクターとして結成されたのがきっかけだった。画期的だったのが、その特徴的なメンバー構成だ。リーダーの坂本昌行、長野博、井ノ原快彦からなる20th Centuryと、森田剛、三宅健、岡田准一のComing Centuryの2つのユニットで構成。1995年、わずか14歳だった岡田は『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)内の企画『ジャニーズ予備校』に参加しジャニーズ入り、それから3カ月後にV6のメンバーに選出されデビューする。V6は、デビュー前から“剛健コンビ”として圧倒的な人気を誇っていた森田と三宅、キャリアを重ねた坂本、長野、井ノ原、そして芸能界はもちろんジャニーズでの経験もほぼない岡田という実にユニークな組み合わせのグループであった。
V6はデビューした直後からグループの活動に加え、それぞれが得意分野を伸ばし成長を重ねながら、その経験をグループに還元していくというスタイルで全員が主役を務められる存在としても飛躍していった。岡田は2002年、『木更津キャッツアイ』(TBS系)への出演をきっかけに役者として大きく前進。Jr.時代から天才肌と呼ばれていた森田は舞台を中心に活躍していく。坂本はミュージカルにて頭角を現し、今年10月末に開催されたルヴァンカップ決勝にて披露した国歌斉唱も話題に。井ノ原はMC・俳優として活躍中、長野は11月11日から『長野博の極めしモノ』(ひかりTV)がスタート予定だ。三宅は『LIVE TOUR V6 groove』最終日の深夜にInstagramのアカウントを開設するなど、ジャニーズにおいてエンターテインメントの神髄を極めた6人の、今後の活躍に注目が集まっている。
V6に続く11月デビューのジャニーズグループ
V6に続き『バレーボールワールドカップ』のイメージキャラクターとして結成、デビューしたのが嵐、NEWS、その後スペシャルサポーターを務めたのがHey! Say! JUMP、Sexy Zoneだ。彼らもまたV6の背中を見ながらアイドルグループとしての活動を基盤に、それぞれの得意分野や個性を伸ばし1人のタレントとして成長することでグループの活動に還元している。
嵐はアーティストとしての活動の他に、ジャニーズ内で演出家として活躍の場を見出した松本潤や、キャスターとしても存在感を示した櫻井翔、俳優としても高い評価を得る大野智と二宮和也、バラエティ番組などで新境地を開いた相葉雅紀など、+αの才能を発揮して国民的アイドルへ駆け上がっていった。