なにわ男子 藤原丈一郎、周囲を惹きつけるユニークなトーク アツい“オリックスファン”として見せるまっすぐな人柄
遡ること2015年11月号の『WiNK UP』(ワニブックス)で、道枝駿佑と共に小悪魔のコスプレをした藤原は、「自分の中にトータル100人いるとしたら、天使4人、悪魔96人(笑)」とジョークを飛ばしつつ、「優しいやつって思われたくないんすよね」と末澤誠也(Aぇ! group)などに仕掛けたいたずらを告白。最後に「けど、2020年のオリンピックまでには天使を10人くらいに増やしたい。ボクの中の天使が増えたら、日本も勝つんじゃないかと!」と締めくくっていた。オリンピックは2021年に延期開催されたものの、日本の選手団は目覚ましい活躍を見せ、さらにはオリックスがリーグ優勝を果たした。
オリックスが25年ぶりの優勝を果たした今、藤原はどれだけの天使を増やしたのだろうか……というのは冗談だが、11月1日放送のオリックス優勝特番『優勝おめでとう! 60分まるまるオリックス・バファローズ!!』(ABCラジオ)へのゲスト出演も果たし、すっかりオリックスファン=藤原という印象だ。
7月にデビューのサプライズ発表が行われた直後から、メンバー全員が顔にしわを寄せて涙を流し、声をあげて泣いていた。全員で肩を組んで、言葉にならないであろう思いを噛みしめていたのだが、そこで藤原は「発表しよう、みんなに」と、率先して彼らを見守るファンの方を向いたのが印象に残っている。
自らも熱狂的なファンであるからこそ、ファン心理を理解しているのだろう。何より入所してから17年という長い間、応援し続けてくれたファンに伝えようと動き出した、その心が頼もしかった。
藤原は11月20日の日本シリーズ第一戦の始球式の座を狙っているとも語っていたが、始球式をはじめ、スポーツ番組のキャスターやレポーター、野球関連雑誌へのコラム寄稿など、かつて野球好きな先輩たちが行ってきた仕事がある。今後、なにわ男子としての活動に加えて、藤原の野球仕事も楽しみだ。
※1:https://hochi.news/articles/20211027-OHT1T51197.html?page=1