“プデュ”発グループ JO1とINI、差別化のポイントは? それぞれのデビュー曲に見えた違い

 INIが11月3日にデビューする。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』を経て6月に結成されたINI。現在公式YouTubeチャンネルにて公開中のデビュー曲「Rocketeer」MVがすでに700万回再生を誇るなど、注目度は抜群だ。INIのデビューはその他の観点からも話題を集めている。一つは、INIがデビューする11月には他にもBE:FIRSTやなにわ男子といったボーイズグループのデビューが予定されており、日本の音楽シーンに大きな影響を与える可能性があることだ。もう一つは、“先輩グループ”にあたるJO1と同じ11人かつ平均年齢に差異がないことだ。JO1やINIは韓国版の『PRODUCE 101』シリーズとは異なり活動期間などを定めていないため、INI結成当時の2組の差別化は未知だった。

 しかし結果として、JO1とINIはメンバーの人数は同じであるものの、個性に着目したコンセプト決定がなされたように感じる。それはINIが公開した「Rocketeer」と「Brighter」のMVで、早速“らしさ”が爆発していたからだ。まず「Rocketeer」は、宇宙をテーマに、パワフルさ全開の楽曲となっている。MVには宇宙船を意識したセットが登場し、グローバルボーイズグループを目指し、世界をも飛び越え”宇宙”を意識しているように見えた。”アジト”や”ギャラクシー”などの単語も繰り返し歌われ、つい口ずさみたくなる中毒性がある。また、パフォーマンスに関しても、Aメロはラップ、Bメロは歌、サビは全員でダンスを魅せるといった役割分担がハマっている。一曲の中で、個性豊かなメンバーがそれぞれ目立つポイントが周到に配置され、秀逸なパフォーマンスが完成されているのである。

INI|’Rocketeer’ Official MV

 そして先日公開された「Brighter」のMVでは、INIのスタイリッシュさが際立ち、「Rocketeer」からかなり印象を変えるものとなった。白を基調としたMVの映像美が繊細かつ壮大なパフォーマンスを映えさせている。このように、JO1に比べてINIはさわやかなイメージが先行しているが、それは2曲通じてブレザーの制服衣装を着用している影響も大きい。2曲が展開する世界観は考察しがいもあるだろう。

INI|’Brighter’ Official MV

 一方で、改めてJO1のデビュー曲「無限大」を見ると、同じ新人グループであっても印象がガラリと異なる。「無限大」のサビの振り付けには“筋肉キス”という名称があったように、全体としては力強さが印象的だ。一方でAメロはファルセット必須の歌パートやパズルのピースのように11人で魅せる群舞で、実力の高さや繊細な表現力も発揮している。このように、未来を切り拓いていく当時のJO1の意気込みがたっぷり詰まった1曲だったのである。

JO1 l『無限大(INFINITY)』MV



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