JO1のダンスを牽引する川尻蓮&豆原一成、対照的な二人の持ち味 Ado「踊」カバーパフォーマンスを軸に考察

 JO1がAdoの楽曲「踊」のカバーパフォーマンス動画を公式YouTubeで公開。すでに100万回以上再生されており、大きな話題となっている(9月7日現在)。この映像は毎週金曜日に公開される『PROCESS JO1』のEP.09で、「人気アーティストのカバーがしたい」というメンバー同士の話し合いから生まれた。振り付けは、JO1の“ダンス番長”とも言える川尻蓮と豆原一成が担当。そこで今回は、2人のパフォーマンスに焦点を当てていく。

JO1|"踊 (Ado)" COVER PERFORMANCE

 まずは「踊」のダンスについて触れたい。前半は“JO1になる前のメンバー”を表しているそうで、曲の冒頭ではメンバーの中に豆原が飲み込まれていくような振りに。そこからは、シンクロ率の高いダンスで圧倒。全員が曲の世界観に没入しているのがわかる。パフォーマンスのラストはデビュー曲「無限大(INFINITY)」の冒頭部分の立ち位置になる構成も見事だ。歌詞とリンクしている部分がありつつ、彼らならではのストーリー性を持たせたダンスは、たった3日間で考えたとは思えないほどの完成度。カメラワークもメンバーと相談して決めたそうだが、一人ひとりにフォーカスする部分もきちんとあり、JAM(JO1のファンネーム)にとっては嬉しいポイントではないだろうか。

 「踊」はもちろん、他のJO1のダンス動画を見ればわかるように、彼らの強みのひとつには“ダンスのシンクロ率の高さ”が挙げられる。11人という大所帯だからこそ、シンクロ率の高いパフォーマンスは、少人数のグループで行うより確実に難易度が高いと思うが、だからこそ多くの練習時間を積み重ね、今のJO1があるのだと思う。そして、そんなJO1のダンスを支えているのが、川尻と豆原だ。

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