Snow Man、1stアルバム『Snow Mania S1』で注目したいユニット曲 3組の組み合わせの妙を考察

 続いて、岩本、ラウール、佐久間。「ADDICTED TO LOVE」はダンサブルでオシャレ、大人っぽい雰囲気のある楽曲だという。カラオケで歌うのは難しいとのことから、激しく踊るダンスナンバーなのかとも想像が膨らむ。さらに、オフィシャルTwitterアカウントにアップされた動画「Behind the Scenes」に写り込んだ歌詞カードを見ると、英詞が多いようで「KISSIN' MY LIPS」の雰囲気と近いのかもしれない。渡辺いわく「表現力の塊」という岩本、ラウール、佐久間。確かにこの3人はどの楽曲に置いても目を引くパフォーマンスを見せてくれている。例えばデビュー曲「D.D.」では弾けるような激しいパフォーマンス、聴かせるラブソングの「縁 -YUÁN-」では“顔で歌う”という表現、「HELLO HELLO」は爽やかさとかわいらしさが味わえるパフォーマンスを見せてくれており、まさに七変化だ。「ADDICTED TO LOVE」がどんな楽曲であっても、この3人であれば自分たちの物にしているのだろう。さらに、それぞれ明確な個性を持つメンバーだからこそ、楽曲の雰囲気にプラスαの表現が見られるのも楽しみだ。

 そして渡辺、阿部、目黒。「360m」はミディアムバラードの日常的なラブソングとのことで、「ADDICTED TO LOVE」とは打って変わって英語が一言も出てこない歌詞だという。タイトルの「360m」は帰り道の長さのことらしい。学生の帰り道を歌ったラブソングなのだろうか。そんな楽曲を歌う3人は、メンバーの中でも歌声が優しい。渡辺は言わずもがなSnow Manのメインボーカル的存在で、甘く色気のある歌声が特徴だ。何かと歌割りでペアになることが多い目黒と阿部もしかり。例えば「ひらりと桜」でも目黒と阿部が2人で歌うパートがあるが、2人とも優しい歌声でどことなく似ている。さらに“めめあべ”を語る上で欠かせない「Party! Party! Party!」では、艶っぽさに振り切ったパフォーマンスを見せてくれている。そんな3人が歌う「360m」は、ほっこり包み込まれるような温かさのなかに、色気のようなものが感じられるかもしれない。

 徐々に情報が解禁されつつある『Snow Mania S1』。実際の楽曲は蓋を開けてみなければわからないが、情報をつなぎ合わせて予想してみるのも面白い。リリース日までのワクワクも楽しんでいきたい。

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