Ado初のラブソング「会いたくて」が誘う涙 映画『かぐや様は告らせたい』を盛り上げる歌声のストーリー性

 メジャーデビュー曲「うっせぇわ」で社会現象を巻き起こした18歳の歌い手“Ado”が、自身初のラブバラード「会いたくて」を8月12日に配信リリースした。

【Ado】会いたくて

 挑戦的なフレーズを、がなるように歌い上げるパワフルな声と圧倒的な表現力。閉塞感溢れる時代を打破するかの如く、インパクトのある個性と才能で世に躍り出たAdo。そんな彼女の次なる挑戦となったラブバラード「会いたくて」は、8月20日より公開されている映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』の挿入歌だ。

 映画『かぐや様は告らせたい』は赤坂アカによる人気ラブコメ漫画を実写化し、2019年9月に公開された『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の続編にして完結編。

 8月20日の公開以降、初週末となった21日、22日の全国映画動員ランキング(興行通信社発表)で1位を獲得し、興行収入は約1億6400万円という好スタートを切った本作。SNS上では、10代〜20代を中心に「肩震わして笑った」などコメディとしての完成度を讃える感想が寄せられている。

 笑いどころ満載なラブコメディだが、結末へと向かっていく2人の恋愛模様をいつになくシリアスに描いており、思いが通じるまで“あと一歩”の勇気が出せない不器用な姿にもどかしくも、共感せずにはいられない。本作が最高潮の盛り上がりを見せた時、スッ流れ出すのが「会いたくて」だ。感動的なストーリーと相まって、Adoの情感たっぷりな歌声が涙を誘う。実際にSNS上では、「「会いたくて」が映画の内容とピッタリすぎた」「曲流れた瞬間涙出そうになった」など、映画と楽曲の相性の良さを指摘する声も多い。

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