SixTONESは“作品の力で勝負”するグループへ シーンの先駆者として「フィギュア」「マスカラ」で起こした化学反応

SixTONESは“作品の力で勝負”するグループへ

 King Gnuの常田大希が楽曲提供したことで大きな話題となったSixTONESの新曲「マスカラ」の興奮冷めやらぬ中、さらなる新曲「フィギュア」のMVも公開され衝撃が走っている。

SixTONES – フィギュア [YouTube Ver.]

 「フィギュア」は、8月11日に発売される5thシングルに収録予定の一曲だ。楽曲を提供したのは、昨年から今年にかけてスマッシュヒットを記録したyamaの「春を告げる」で一躍名を馳せたコンポーザーのくじら。さらに、アニメーションを担当したのはえむめろで、イラストを担当したのは世界中のイラストシーンで活躍中の香港在住イラストレーター・リトルサンダー。MVは全編アニメーションのため、SixTONESの6人はボーカルのみの出演という意欲作だ。歌唱シーンなどはなく、繊細な色彩とエモーショナルなタッチのイラストレーションが繰り広げられている。

 注目すべきはその作家陣だけではない。例えば、全編通して印象的なジャジーなピアノの響きや、中盤に登場する軽やかに爪弾かれるギターソロ、そして〈だらしない自分〉という、自分の中の“陰”の一面を晒け出した自堕落な歌詞は、紛れもなくくじらの作家性が表れた部分だが、SixTONESの持つ“スタイリッシュ”かつ“憂い”を帯びたイメージを、そうした楽曲の面からも見事に引き出している。ただ単に今人気の有名作家とコラボしたのではなく、お互いの魅力に重なる部分があったからこそ起きた化学反応だと感じるのだ。

 「マスカラ」にしても、終盤に登場する〈凡庸なラブストーリーが丁度いい〉の一節に、King Gnu・常田特有の哀愁あるメロディセンスと、SixTONESの醸し出す“色気”の絡み合いを感じた。「フィギュア」も「マスカラ」も、どちらの作品も作り手と歌い手の持ち味が美しく調和していると思うのだ。

SixTONES – マスカラ[YouTube Ver.]

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