HiHi Jets×美 少年 “Hi美"の宝物 数々の合同楽曲を披露、ともに成長する少年たちの刹那と輝き
今秋、舞台『少年たち 君にこの歌を』の主演を務めるHiHi Jetsと美 少年。先日、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で一部公開された新曲「High Beat」(『テレ朝サマービートキャンペーン』のテーマソング)の全貌にも期待が高まるが、ファンの間で「Hi美」として親しまれている彼らが並ぶ姿を見ると、ほっとする安心感、安定感がある。
「High Beat」は『ミュージックステーション』での公開に先駆け、埼玉・メットライフドームで行われた『マイナビオールスターゲーム2021』第1戦にて初お披露目。ファーストピッチセレモニーに登場したHiHi Jets・髙橋優斗の登板とともに、ドーム内に楽曲が響き渡った。
セレモニー終了後、副音声を担当する髙橋が同曲について改めて紹介すると、同じく副音声を務めた俳優・間宮祥太朗は「HiHi Jetsと美 少年。パ・リーグとセ・リーグが、みたいなことだね」とコメント。ジャニーズJr.を知らない野球ファンにも想像しやすいナイスアシストだ。
その後に放送された『ミュージックステーション』では、ほんの一部だがパフォーマンスが公開された。「曲名通り“胸が高鳴る曲”」(HiHi Jets・井上瑞稀)、「いつもより元気でハツラツとした曲調なので楽しい」(美 少年・岩﨑大昇)との言葉どおり、アップテンポで夏らしい、笑顔あふれる楽曲。美 少年・佐藤龍我によると、サビではHとBを意味する手話が振付に取り入れられているという。まさに彼らのための、彼らだからこその楽曲だ。
これまでにも「HiB HiB Dream」(2017年)、「みなみなサマー」(『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION 2018』公式テーマソング)、「おいで、Sunshine!」(『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION 2019』公式テーマソング)をともにパフォーマンスしてきた彼ら。初めて2組合同の楽曲を披露したときから、おおよそ4年の月日が経った。美 少年・金指一世は「HiB HiB Dream」初披露からまもなくして変声期を迎えるなど、2017年当時には全員が10代だった彼らにとっての「4年」は実に大きく、その成長も著しい。
夏らしくキャッチーな「みなみなサマー」は、ジャニーズファンにはおなじみ馬飼野康二による作曲。とあれば愛されないはずがなく、そのサウンドは無条件にファンの心を躍らせる。歌唱の合間には台詞が飛び交い、そのたびにファンが歓声をおくる。まさにライブで盛り上がる楽曲だ。パフォーマンス衣装には和のテイストが取り入れられ、HiHi Jetsは青、美 少年は赤を身にまとった。
美 少年(当時は東京B少年)においては「アイドルの風格」さえ感じる現在とは異なり、まだまだ表情には幼さが残る。2組のコラボでは、ローラースケートを武器とするHiHi Jetsが所狭しと走り回り、華麗な技を披露するのがおきまり。その疾走感は、『SUMMER STATION』のテーマソングにぴったりとマッチする。