乃木坂46 賀喜遥香、早川聖来、掛橋沙耶香、田村真佑……『ノギザカスキッツ』で新境地見せた4期生メンバー

 130票という僅差で惜しくも2位となったのが、掛橋沙耶香による「保険ポリス」。森田とバディを組む警察官のコントで、出身の岡山弁による「ちばけとったらおえんで」が決めゼリフ。可愛らしい敬礼のポーズと真面目に取り締まる振り幅が魅力の、掛橋を代表するキャラとなった。毛利PのYouTubeチャンネルで、相手役の森田は「コント、芝居に向いてる。頼もしかった」と掛橋を賞賛。2位という結果に悔しさを露わにしたその表情が、掛橋がこのコントで自信をつけたことを表している。

 3位は番組初期から好評を博していた田村真佑の「新妻まゆたん」。狂気じみた演技に加え、ゲテモノ料理のサソリに、ビリビリ椅子、バラエティ番組で罰ゲームにも使用されるノニジュースと最も身体を張ったのは田村だった。その余波は、今年6月に放送された『乃木坂46時間TV』(ABEMA)にも及び、そこでも田村はカエルとヤモリの素揚げを口にする羽目に。早川たちとは違った方向性でバラエティ力を伸ばしたのが田村だ。

 賀喜をはじめに多くのメンバーが流した大粒の涙、4期生の代表曲「I see…」に乗せたキャラの数々は、『ノギザカスキッツ』での成長と思いの深さを感じさせる。早川がコメントしていたように、新4期生も含めた16人で力を合わせて作り上げた初めての番組でもあった。

 11月10日からは『ノギザカスキッツ ACT2』として、2ndシーズンがスタート。新たに3期生も参加し、さらに番組を盛り上げる。3期生にとっても、4期生にとっても互いに刺激し合う、これまでとは一味違った『ノギザカスキッツ』が観られそうだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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