J.Y. Park、キャリア凝縮した日本初ベストは最良の“餅ゴリ入門盤”に? K-POPというジャンル形成してきた功績を辿る

愛とこだわり溢れる過去のヒット曲たち

 初期の名曲「Elevator」「She Was Pretty」「Honey」はJ.Y. Parkが幼少期にアメリカで触れた洋楽、特にモータウンサウンドへの憧れがダダ漏れしている。当時の韓国は湿度高めに歌い上げる歌謡曲が全盛の時代。オールドスクールなHIPHOPを取り入れた「Elevator」、ド直球ファンクの「Honey」、そして「She Was Pretty」でのファルセットで囁くような歌い方はかなり斬新だったに違いない。

JYP NO.1 X 50 #38 Honey

 マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョージ・マイケル……J.Y. Parkと同じ音楽を聴いて育ったオトナの洋楽ファンには懐かしさと共感が、若いK-POPファンにとっても新たな発見があるはずだ。ちなみに、彼が影響を受けたアーティスト達のエッセンスは、BTSが米ビルボードチャートで1位を獲得した「Dynamite」にも入っている。J.Y. Parkが洋楽の要素を自国の音楽に取り入れ、K-POPというジャンルを作っていく過程が見えるのも今作の聴きどころなのだ。

 『J.Y. Park  BEST』の初回生産限定盤には別冊ブックレット『J.Y. Park語録』も封入される。さらに韓国ドラマ『ドリームハイ』のOST「忘れられない君(IF)」、最新曲「When We Disco」の日本語ver.も収録。コアなK-POPファンも『Nizi Project』から入った餅ゴリファンも一聴の価値ある1枚だ。

박진영 (J.Y. Park) “When We Disco (Duet with 선미)” M/V

■K-POPゆりこ
エンタメ企業で働く会社員ライター。広告会社でメディア編集を経験した後、1年半のソウル生活。
学生時代に映画『猟奇的な彼女』とK-POPにハマって以降、韓国芸能ウォッチャー歴16年。
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