浜崎あゆみ、SuperM、SKY-HI、三浦大知、Da-iCE……50組以上の熱演に魅了された『a-nation online 2020』レポート

浜崎あゆみら熱演『a-nation online』レポ

 今年で19年目を迎えた国内最大級の夏フェス、『a-nation』。今年は『a-nation online 2020』として、Blue Stage、Green Stage、Yellow Stageの3つの有料ステージ、Purple Stage、White Stageの2つの無料ステージの計5ステージで様々なアーティストたちがパフォーマンスを行う、初めてのオンライン開催となった。世の中の流れとしてオンライン開催のフェスやライブはすっかり定着してきたが、時間にして約6時間半、50組以上のアーティストが出演する規模は他になかったのではないだろうか。

 有料の3ステージの配信がスタートする16時10分、動作確認を済ませて早速ログイン。Green StageのBuZZにチャンネルを合わせる。トップバッターにふさわしい、勢いあるステージが展開される中、画面横に設置されているチャットを見ると初見の人も多い印象だ。さらに既存ファンが「この曲は『Forever Young』です」、「金髪のメンバーは勇士です」などとレクチャーしている様子も。これもオンラインならではの楽しみ方だろう。

BuZZ
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 続いてはBlue Stageへ移動。移動が楽なのもオンライン開催のメリットだ。「Blue Stage」、「Green Stage」、「Yellow Stage」のボタンを押すとそれぞれ別ウィンドウで立ち上がるため、ザッピング感覚で手軽に操作できる。大規模フェスに行ったことがある方なら分かると思うが、フェスのステージ移動はとにかく時間がかかる。見たいアーティストが連続した場合などは、諦めざるを得ない時もあるだろう。オンラインであれば時間がかぶっていない限り、そういった事態にはならない。その特性を活かし、初々しく勢いのあるGENICのステージを見た後、再びGreen Stageへ戻る。三浦大知の出番だ。

三浦大知
三浦大知

 チャットコメントが目で追えない速さで流れる中、ダンサーを従えて現れた三浦。「Yours」からステージをスタートさせると、あたかもその場に大勢の観客がいるかのごとくパフォーマンスをしていく。画面越しでも“カリスマ性”というものが伝わってくる。「皆さん楽しんでますか!」と声を掛けるとクラップを求め、「(RE)PLAY」へ。続く「Perfect Day Off」では「電波を超えて、見ているみなさんが本当に会場にいる気持ちになるよう、そんなつながりを音楽で作れたらいいなと思います」、「この時間が最高の休み時間、休日になったら」と語りかける。

 終始楽しそうに、それでいて最高級のパフォーマンスを見せてくれる彼のステージを見ていると、「一流の人にとって、観客を感動させる場所や手段は関係ないのだろう」と思えてくる。その後も「EXCITE」、「I'm Here」とキラーチューンを繰り出し、最後まで笑顔を絶やさずパフォーマンスをやりきっていた。

三浦大知
三浦大知
三浦大知
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三浦大知
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 日が沈みかけてきた18時20分、Green Stageに登場したのは、2回目の『a-nation』出演となるI Don't Like Mondays.。ブラックのスーツに身を包み、「Plastic City」でグルーヴィーなサウンドを届けてくれる。YU(Vo)の「大切な人を思い浮かべながら聞いてください」という言葉で始まったのは、「Sunflower」。しっとりクールなサウンドは、夏の終わりを感じさせる。ラストの曲は「LEMONADE」。ふと窓の外に目を向けると夕焼けが見え、画面から流れてくるサウンドとぴったりマッチ。短いステージだったが、心地よいひとときを提供してもらった。

I Don’t Like Mondays.
I Don’t Like Mondays.
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I Don’t Like Mondays.
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 その後、CDと聞き間違いそうになる圧倒的歌唱力が魅力のNovelbright、お祭り騒ぎで大盛り上がりのM!LKをチェックしていると、Da-iCEのパフォーマンスがスタートする。まずはOfficial髭男dism・藤原聡の提供曲「FAKE ME FAKE ME OUT」から始まり、「Phoenix」へ。この日も大野雄大・花村想太の歌声は伸びやかで、工藤大輝・岩岡徹・和田颯のダンスもキレキレ。自分たちの魅力、見せ方を分かっている、さすがのパフォーマンスを披露する。MCが始まったと思いきや、「MC中が一番チャンネル変えられやすいから。早くパフォーマンス行こう」と花村が急かし、「FAKESHOW」、「BACK TO BACK」、「Chocolate Sympathy」とDa-iCEらしいクールな楽曲を次々と繰り出す。バラエティ色の強いMCと非の打ち所のない完璧なパフォーマンスの差が、Da-iCEの魅力の一つだと再認識させられる。その後のMCでも、大野が変顔を披露したり、花村が「早くやらないとチャンネル変えられるから!」と再び急かしたりと笑いを生み出しつつ、「君色」、アニメ『ONE PIECE』の主題歌である「DREAMIN’ ON」を披露し、ステージを終えた。

Da-iCE
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Da-iCE
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