Travis Japan、HiHi Jets、美 少年ら出演『Johnny's World Happy LIVE with YOU Jr.祭り』 個性色濃いパフォーマンスを振り返る
Travis Japan
一番最初、画面に映ったのはTravis Japanの7人。冒頭のMCで、「僕らができることはないか」という彼らの発言からこのライブが決まったということが分かった。そんな発起人であるTravis Japanからライブがスタート。Travis Japanはとにかく曲がいい。見ているだけで体が勝手に揺れてしまう、ノリが良くキャッチーな曲だらけだ。そんなオリジナル曲の中から「Talk it! Make it!」、「Happy Groovy」、「VOLCANO」、「GET ALIVE」を披露していたが、そのパフォーマンスからは貫禄すら感じる。実際、MCはTravis Japanが中心となってトークを繰り広げており、今のジャニーズJr.を牽引する存在と言って間違いないだろう。ゲスト出演したSixTONES・田中樹も「Travisが出てきた途端、フッてなった」と安心感を語っていたほどだった。8月に開催された『Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂』でソロ公演にチャレンジしたTravis Japanは、この日のライブ後半でも1人ずつソロパフォーマンスも披露。1人でも十分にカリスマ性が伝わってくる。しかし、やはり7人でワイワイと笑顔でパフォーマンスしているTravis Japanは魅力的だ。ダンススキルの高さに注目が集まる彼らだが、ダンスが揃っている・揃っていないではなく、全員が楽しそうに踊る一体感が魅力的なのだろう。9月26日、27日には公演中止になっていた『Travis Japan LIVE 2020 ENTER 1234567』のオンライン生配信も決定。彼らの至極のパフォーマンスが楽しみだ。
HiHi Jets
十八番のローラースケートで登場したHiHi Jets。グループ名がそのままタイトルになった「HiHi Jets」で彼らのステージは幕を開けた。イントロ部分、メンバーの髙橋優斗、猪狩蒼弥が煽り文句を述べていたが、しっかり計算されていて尺がピッタリ。「かき回しにやってきました」という猪狩の言葉通り、くるくるとステージ上を駆け回るHiHi Jetsには若さのパワーを感じる。どこかあどけない少年っぽさが残っていたが、近年めっきり大人びてきてちょっとした“治安の悪さ”もパフォーマンスの魅力の一つにしてきているHiHi Jets。だが、そうした中にも、アイドルっぽさもしっかり残している点はさすがである。例えば、「ZENSHIN」や美 少年とのコラボで披露した「おいで、Sunshine!」のような爽やかさを感じるナンバーを見れば一目瞭然だ。さらにMCで先輩に物怖じせず“猪狩節”を炸裂させるなど、変幻自在に何でもこなせるところこそ、彼らの武器なのかもしれない。